【2024ver】日淡水玉と、その背景としてのわたしのこと。
こんばんは、日淡水玉です
ご機嫌麗しゅう
さて、コロナ禍も落ち着きを見せてきて
新しい出逢いに恵まれることもまた増えてきました
以前2022年に自己紹介noteを書いたのですが
2年越しにupdateしてみようと思います
■わたし、それから日淡水玉概略
2016年にバンド「青い目のサリー」を結成。ミズタマ名義でvo&syn&key、作詞作曲を担当。2017年頃からバンドの傍ら鍵盤弾き語りをスタート。2019年6月に青い目のサリーを活動休止し、弾き語りの活動を軸に楽曲制作・演奏を継続。2020年元旦、活動名義を日淡水玉に改名。2023年12月、青い目のサリー再始動。
大学の卒業論文のテーマは少女愛ならびに人形愛の精神構造と性倒錯について。在学中に服飾の専門学校にダブルスクールしていたこともあり、MV用の衣装や小道具を制作。
20年以上に及ぶなかなかの入眠障害により週3日程度は完徹の生活だったところを化学の進歩に救われ、少しずつ人間らしい生活を手に入れ始めている昨今。
■聴き手としての音楽の趣味
感情が入り混じってしまうので「1日に1アーティストの楽曲しか聴けない」学生であったため、今でも新しい音楽を発掘するのが苦手。そのため基本的には昔好きだった音楽を延々とリピートしています。
バンドサウンドを好み、syrup16g、ART-SCHOOL、嘘つきバービー、クリープハイプ、椎名林檎などをよく聴いています。自分の活動でもそうですが歌詞をかなり重視する傾向があるので、鬱々とした内省的な歌詞の楽曲を好みます。
■好きなもの、こと、世界観
好きな漫画家は大越孝太郎、カネコアツシ、中村明日美子、小野塚カホリ。好きな文筆家は太宰治、夢野久作、嶽本野ばら。
というわけで、バッキバキにエログロナンセンスを愛するロリイタ精神の持ち主ことわたくし日淡水玉です。
似た趣味をお持ちの方には上記の列挙で大体好きな世界観が伝わっていると思いますが、嚙み砕くと、救いようもなくダークで耽美で歪んでいてエロティシズムを持ち合わせている芯の通ったものが好きです。生きづらいね。
ファッションは、正直好きすぎて、何とも書きづらいのですが、改めて書き直すとすれば、モードもロリイタも、ストリートみたいなスウェットとかジャージも、気色悪い配色の総柄も無地も好きです。色は黒と紅が好き。あとレースとフリルが好き。
信念として、ファッションはアート作品だと思っているので、模倣したものを作る人間や纏う精神はどこまでも許しません。そのあたりのことは前回の自己紹介noteに詳しく書いているので割愛します。
わたしのことは大体そんなところです。
では、このあたりから以下updateしていきます。
■日淡水玉 弾き語りの活動
1st Full Album『花と阿婆擦恋』に次いで、2022年6月に2nd Album『生欲』をリリースしました。エログロナンセンスを愛する人間として切り離せないリビドーをダブルミーニングに、まだ死ねないという気持ちをそのままタイトルにしています。
2023年、弾き語り全曲MV化企画と題し、2枚のアルバムに入っている楽曲全てをMV化しました。様々な方に関わっていただけた愛すべきMVたちです。楽曲によっては前述のとおり、自作のお洋服や小物が登場するものもあります。
各曲の解説や全曲MV化企画について書いたnoteがありますので、ぜひサブスクやyoutubeで曲を流しながら読んでみてくださると嬉しいです。
記事の一番下にリンクを載せておきます。
2024年も何かしら楽曲を作品としてお届けできるように活動します。
ライブは本数をかなり絞って活動しています。ご都合の合う時にはぜひ生で聴きにいらしてくださいね。
■青い目のサリー再始動
都内で活動している4人編成の令和歌謡バンド「青い目のサリー」。
3年活動して、4年活休していた変なバンドですが、わたしが世界で一番愛しているバンドを再始動させることが出来ました。メンバーのおかげ、皆様のおかげ。ありがとうございます。
やはりわたしはバンドサウンドが好きなので、弾き語りにはない爆発力や勢いやグルーヴを感じてもらえると嬉しいです。
令和歌謡はその名の通り、ではあるのですが、活休前から変わらないスタイルは昭和歌謡のコード感が根底にある楽曲群となっています。昭和歌謡をそのまま踏襲するのではなく今の時代に届ける息吹の意味を込めて、令和歌謡というコピーを付けました。
再始動ライブの際に、『生前葬前夜』というアルバムをカセット音源とサブスクでリリースしました。生前葬とは、当人が喪主となって存命中に執り行う感謝の儀との定義で理解していますが、その感謝に至る「前夜」までには様々な愛憎怨念渦巻く日々を過ごしたことは紛れもない事実であること、「前夜」にはまだその渦中にいること、以前の青い目のサリーの体制を葬って新しく進むこと、そしてバンドもわたしもいつかは死ぬこと。そんな意味から名付けました。
今日現在で、アルバムのほかに、ライブ映像を含むMVを4本youtubeに公開しています。ぜひご覧ください。
日淡水玉ソロとは楽曲の雰囲気も表現していることも方法も異なるけれど、根底は「わたし」に流れるものなので、弾き語りに興味を持ってくださった方にはぜひ青い目のサリーを聴いていただきたいですし、逆もまた然りです。きっとどちらも好きになってもらえるんじゃないかな、そうだと良いな。
■歌詞の世界観の違い
これは前回の自己紹介noteにも書いた部分でもあるのですが、少し変わったなと思う部分があるので改めて綴ります。
バンドと弾き語りの歌詞の世界観・生まれ方の違いについて。
初期の青い目のサリーの歌詞は、わたしの頭の中の物語から生まれていました。想像上の人物たちが織り成す愛憎の物語を、いわば書き起こすような形です。
弾き語りの活動をするようになって、はじめは似たやり方で歌詞を書いていました。加えて少し引きの絵面というか、抒情的風景を描いている部分もあったと思います。
弾き語りは、バンドとは違って、わたしというひとりの人間対ひとりの人間たる聴き手、という構図になります。わたしの想像上の話を歌っていては、何も届けることができないと思うようになりました。
わたしは随分と暗い性格や思考回路で人生を送ってきたので、自分を俯瞰で見ることや内省的になることは得意であっても、自分と対峙することはひどく難しかったことのように思います。
ただ、弾き語りは、決してバンドのサブ活動として選んだわけではありませんでした。音楽にも、お客様にとっても、そんな失礼なことは他にありません。わたしの敬愛する先人たちが命を懸けて愛して紡いできた音楽を絶対に冒涜したくなくて、わたしはどうにか自分と対峙して、対話して。そうして自分自身と歌詞と音楽と向き合っているうちに、歌詞の内容は少しずつ、自分自身を重ねたものとなっていき、同じように苦しむ誰かに届くように、と制作するようになりました。
最近気づいたのは、同じように(同じ種類の苦しみで)苦しんでいる人、って、実はそんなに多くないんじゃないかっていうことなのですが、別にわたしは母数多く届けることを目的としていないですし、その誰か一人の隣に置いてもらえるような音楽になれたら、それが一番だと思うので、きっとこれからもこのスタイルで歌詞を書くのだと思います。
そして、新生青い目のサリー。
歌詞の着想は楽曲によってさまざまですが、今述べた弾き語りの歌詞の書き方を経て、それが従前の脳内愛憎劇に存分に反映された世界観になっていると思います。
頭の中の誰かの台詞や感情を、しっかりとわたしのフィルターを通して現実世界に落とし込んで表現してお届けできるようになったと感じます。
楽曲を聴く・もしくは歌詞を読む分には、大きな違いなんて無いのかも知れないのですが、ぜひそんなことを少し念頭に置いて楽曲の歌詞を楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。
サウンドはメンバー全員と作っていますが、歌詞だけは純粋にどこまでも、わたし自身であると言えます。
■最後に
ここまで読んでくださった方がいたら感謝しかないです、ありがとうございました。
青い目のサリーと日淡水玉のyoutubeと音源を載せておきます。
ところどころ出てきた前回の自己紹介noteのリンクも載せておきますね。
是非いろんな側面から楽しんでいただければと思います。
Xに公式アカウントがありますので、情報はそちらでぜひ。
それでは、今後ともご贔屓に。
↓前回の自己紹介note
↓X公式アカウント
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