うまくいかない、ということ
私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
エジソンの言葉です。
白熱電球を作るとき、フィラメントのいい素材が見つからず、
試したものはことごとくすぐ燃えてしまって、
なかなか光らなかったそうです。
ある時中国のお土産で扇子をもらい、
その竹をフィラメントに使ってみたら、
なんと200時間も光り続けたそうです。
竹をすごく細く切って、炭化させて、電気を流すと強く長く光るそうです。
フィラメントとして最適な竹を探し続け、
京都の石清水八幡宮に自生する竹にたどり着いたそうです。
失敗をするって、大切ですよね。
失敗しないようにしっかり準備して慎重に物事を運んでいく、
っていうのも大事かと思います。
例えば、大規模な金融システムの運用の仕事をしている、
としたら失敗は流石に許されないと思うけど。
(F通さんじゃないので、、、)
でも、リスクとって挑戦しないと、
得られるリターンもとても小さいものにしかならないですよね。
すでに引かれたレールの上で与えられた仕事を遂行するだけで、
大きなリターンが得られるなら、苦労しないです。
要はリスクをとることと大きなリターンを得ることは、
ある程度連続性のある現象である、ということです。
でも、ある程度失敗するリスクを背負ってでも大きなリターンを狙うって、
なかなかできないですよね。
なぜなら失敗=コストだとしか認識されないから。
経験則で絶対失敗するようなことなら流石にやらん方がいいよね、
っていう意見はわかります。
でも、少し前にも書きましたが、
労働力としてバリューを作っていかないと、
会社員としても生き残っていけないですよね。
ってなると人と同じことしてても埋もれてしまう。
新しいことに挑戦する
→スキルや知見をつけて、成長する
→高いアウトプットを作って差別化していく
となるとリスクとって調整しないと先細りのキャリアが待ってます。
普段コンサルさせていただいている皆さんに、
おすすめしている方法があります。
STELAフレーム
という考え方です。
S:Study
未知の事象を研究し、仮説を立てる
T:Try
やってみる。
E:Error
失敗する、そして要因を徹底的に研究する
L:Learn
失敗した原因から学び、どうやってブレークスルーしていくか計画する
A:Action
行動する
ちょっと待って、PDCAとかで、よくない?
と思う方もいるかもしれませんが、
PDCAでは不十分です。
PDCAのサイクルって、ある程度既知の事象に対しては威力を発揮しますが、
はっきり言って未知の事象、初めての試行に対しては不十分です。
新しいことに調整するのである程度の確率で失敗することを
サイクルの中に組み込んで進行していく考え方が、STELAです。
大事なのは、仮説だてのフェーズで
ある程度失敗しそうなケースを想定しておくことになります。
想定ができている状況からであれば、
失敗したケースからスピード感持って学びを抽出することができます。
また、PDCAサイクルのように計画して実行した段階で、
失敗するシナリオを描いていないので、
そこで計画が止まってしまうことが多いです。
でも、会社員とかだと会社の中でリスクをとるって、難しいですよね。
リスクある計画を上司のプレゼンするとか、なかなかハードル高いです。
では、どうやって説得するのか?
それはまた今度。
最後までお読みいただきありがとうございます。
よりよい未来のために!
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