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Xデザイン学校2021パーソナルコース02:ベーシックとパーソナルをまたいでみた気づき

6月26日(土)大阪ベーシックに課題企業として参加、27日(日)大阪パーソナルに受講者として参加させていただきました。これは脳の疲労がヤバそうだと思い、事前に翌日の月曜は最近使いどころのない有休をいただいておきました(笑)

ベーシック:課題対象企業、パーソナル:自分ひとりで自社の課題を取り組むという形で実施させていただきましたが、この仕組みは、私にとっては非常によかったです。多分私が一番得をしています。

昨年の東京校でもベーシック課題企業で、ベーシックのチームメンバーとして参加をさせていただきましたが、今回チームメンバーでなく、対象企業としてベーシックを拝見させていただいたため「客観的に自社がどう見えているか」ということを分かりやすく見ることができました。

前置きが長くなりましたが、ベーシックでの気づきと、翌日のパーソナルでの気づきを分けてリフレクションしたいと思います。(書いてみた結果、ベーシックでの気づきの方が長くなってしまいました笑)

6/26 :ベーシックコース ビジネスインタビュー

●参加の前の私:
弊社は「パーパスブランディング」をやっていくということを2年くらい前から公言していて、会社全体だけでなく、商品ブランドごとにビジョン・パーパス・ミッションを策定しています。

今回、浅野先生から「パーパス」の話をパーソナルの講義でもお伺いしていましたが、早くから会社が公言していたこともあり、マシな方なのかなと思っていました。

パーソナルで私も自社企業を課題にしていることもあり、今回のベーシックのビジネスインタビューの状況を見て、今後自分がどう課題と向き合っていくか、ということも参考にさせていただくつもりで、参加させていただきました。

●AS-IS作成の段階
ビジネスインタビューの前に、みなさまのASーIS作成段階からグループワークを拝見させていただきました。どのグループも事前にめちゃ調べている!!(昨年、一昨年の東京ベーシックは、この段階では多分みんなこんなに事前にやってなかったような・・・)

企業HPの情報はもちろん、オフィシャルの色々な記事、果ては私のnoteまでmiroに貼られていて、若干はずかしかったですが・・・私も事前に自分でもAS-ISは作成しましたが、大筋は似たような方向性で書かれている印象でした。

浅野先生からは「曖昧でダメだよね」「具体性が見えないと難しいよね」「どこの企業が言っても同じだよね」というキビシイお言葉が・・・

これは、ベーシックのみなさまのリサーチ不足ということではなく、弊社が公言しているビジョン・パーパス・ミッションが、曖昧で伝わりにくく、どの企業が言っても同じことを明言している ということです。

すごい調べていただいていたのに、残念ながら本質的な答えはそのままそこには落ちてなかったのです。みなさんがこれから考えていただくんです・・・私もパーソナルで考えるんです・・・

●ビジネスインタビュー
私の元上司に、今回もビジネスインタビューを依頼しました。昨年も同様にお願いしておりましたが、昨年よりも「要件」や「期待すること」まで明言していただいたため、この点は個人的には昨年より分かりやすくなっていたのかな、と思いました(裏を返せば、昨年のベーシックの発表内容が、弊社でやる意味まで落ちていなかった、小振りな提案と感じた、とも捉えました・・・)

●その後、浅野先生の質問タイム
浅野先生が、相手によって質問の仕方を変えているとおっしゃっていましたが、雑談のような話し方を一見しつつも、所々核心をつくような質問の仕方をされていたのも勉強になりました。(一昨年の私はそのようなことまでは、多分気づいてなかったです。)
今回、私が答えるわけではなかったですが、あくまでも企業サイドの人間で参加している意識だったので、企業としてそこは聞かれたくないな(答えにくいな、今は答えられないな)ということも、ズバッと突っ込まれていると思いましたし、またそれをどう答えるかによって、この人はどういった人なのか、どういった企業なのか探られているようにも感じました

●TO-BE作成タイム
こちらも時間なかったですが、グループ回遊させていただきました。どのグループも非常に悩まれていたように思いました。

●その後の、フィードバックタイムからの気づき

・教養が必要、世の中がどうなっているか、全然違うところから見ることが必要
 =その企業のことだけ考えても答えは出ないということですね

「思考停止」しやすいキーワードはたくさんある=ここが一番「ハッ」としました。ビジョンやパーパスを語る時はどうしても耳障りのいいこと=「世の中の絶対善」のような言葉になりがちで、誰も否定しようがない言葉すぎるあまり、深く考えないで済んでいる=「思考停止」しているということ。私自身も思考停止していたことに、気づいてなかった・・・

●全体をとおして
ベーシックでは4グループ取り組まれていて昨年よりもかなりグループ数が減っていましたが、その分都度、発表やフィードバックを毎回受けられるのはいいなと思いました(昨年は急遽オンラインとなったため仕方なかったのですが、昨年ベーシックを受けた身としては、この点は羨ましかったです)

●終了後の私
これだけ調べていただいている人に対しても、思っていた以上に全然伝わってない。よくよく考えてみたら、自分も理解や整理できていない上に、完全に「思考停止」していた。

6/27:パーソナルコース 

事前にお話ししようと思っていたことはあったのですが、それよりも昨日のベーシックコースを受けて、まずはこの時の気づきを簡単ですがまとめました

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パーパスが結局「存在意義」にまでなっていないということが、逃げようがないほどによく分かりました。

●パーソナルの講義内容の気づき

・型を覚えることと、本質的な問い
浅野先生は、我々には「まずは型を覚える」ことというお伝えしながらも、ご自身は今の時代にしっくりこないことに対し「前提を見直しアップデート」されていることが印象的でした。

・ユニクロの例
プラットフォーム → ユニクロ社全体のVision「服のチカラを社会のチカラに」=いまいちまだピンとこない
デベロッパー → グローバルの商品本部「ユニクロがワイヤーを過去にする」=具体性があってめちゃ分かりやすい、何をすべきか、何をしようとしているのか

これは何屋から何屋になろうとしているのか自分でも少し考えてみましたが、ユニクロ全体としてはおそらくですが元々「コスパの良い洋服屋」→「日常を快適に過ごせる機能的な洋服屋」その中でも下着の部分は「ストレスフリーな日常下着屋(自分用)」⇆ワコール:「勝負下着屋(人に見せる用?)」ということでしょうか。

・「知識集積のための態度」への腹落ち
佐藤先生の「知識集積のための態度」は、自分の中でも腹落ちする部分が多かったです

興味:その業界の素人のエキスパートを目指す
探索:現場を見る、話を聞く
想像力:これを持ってきたら、5年後だったら

→浅野先生が以前、佐藤可士和さんの例を出されていましたが、私も著名な某クリエイティブディレクターの方と以前お仕事をさせていただいた時に、ビジュアルデザインのご提案ももちろん素晴らしかったのですが、それ以上に会社に在籍している人間以上に、その会社のこと、業界のことを考え、調べ、勉強した上で、本質的なことをお話しされていて、びっくりしたことがありました。まさしく、その業界の素人のエキスパートだと思いました。

そのような方と対峙すると、こちら側(メーカーサイド)も、同じ熱量や真剣さで向かいあうしかなく、今思えばその経験からビジュアルや表面的なデザインだけでなく「本質的な考え方ができる、提示できる」ことが私も少しでもできるようになりたい、と密かに思っていたのだな、と腹に落ちました。

新規事業あるあるは、面白かったと現段階では思いつつも、自分が今後陥らないように心がけなければいけないと思いました

●今後にむけて
私にとってはとても濃い2日間でした。本当に良い気づきの時間をいただきました。先生はじめベーシックの方々も本当にありがとうございました。これから、私もT0-BEや、どの部分にフォーカスするかで悩む1ヶ月になると思います。

モヤモヤし始めると、毎度noteが書けなくなってしまうのですが、今年は頑張って続けたいと思います


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