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私がMBAを志した3つの理由

こんにちは。mizです。

これが私のnote第1作目となります。あまり気負わず、まずは月に数本ペースで発信していこうと思います。

今回は、私がMBAを志した3つの理由です。

現在Londonで自分の将来や可能性を模索しています。決してキラキラな経歴ではない自分が、そこに到達するまでに至った思考の過程を纏め、少しでもMBAに対するハードルが下がればなと思っています。

【自己紹介】

九州の田舎で18年間すくすくと育ち、大学進学を機に上京しました。

親兄妹、親族含めて高卒後就職というのが当たり前な環境で育ち、親の口癖は「勉強よりも大切なものがある。人との繋がりを1番大事にしなさい。都会の人は冷たい人しかいないんだ!」でした。一方で、思春期に「一生を田舎で終えるなんて面白くない!」とやや違った方向に反抗を示したため、大学進学を決意しました。

上京後、理系で大学に入学するものの、親の影響を受けてか「家族」や「人の思考が形成される過程」に興味を持ったため、「教育心理学・家族心理学」を学ぶため文転しています。

卒業後は同様に家族を金融の観点から守ることの出来る生命保険会社に入社しました。

現在は人生100年時代の働き方、家族の時間/繋がりという分野に興味を持ち始めています。

【これまでのキャリア】

国内生命保険会社に入社後、四国にて3年間営業支援・企画業務に従事し、経営企画部に異動。

1年の法定開示業務(有価証券報告書、株主総会招集通知の作成)を経て、IR担当(国内外機関投資家対応、Equity/Debt Offering業務)に従事しました。特命として国際業務も担当していました。

2018年3月に社費留学選考に通過し、2019年8月よりLondon Business SchoolのMBAに在籍しています。

【MBAを志した3つの理由】

率直に言って、格好の良いものではありませんし、当然もっと早いタイミングで気付くべきことだと思います。

しかし、その時々で最良の判断をし続けていると感じていますし、MBAに進学したのは最良のタイミングだと将来確信できると思います。

1.  Inputの総仕上げ(入社2年目)

入社1年目に役員の経歴を伺う機会がありました。要職に就いている方は須らく若手時代に留学を経験していることが分かり、この時初めて「会社で偉くなるには他の人がやらない業務以外の+αの経験が必要なのかもしれない」という極めて当然のことを意識しはじめました。

また、当時の私は終身雇用マインドだったため、「どうせサラリーマンやるなら、1番高い所を目指す方が面白いでしょ。」と考えており、留学がその一手段となり得ると考えました。

社内に幸い社費留学制度があったため、MBAを総仕上げに30歳までを自分のinput期間としようと決めました。その後は、業界共通試験、FP、証券アナリスト等、体系的に業務に必要な知識を身に着けつつ、英語をちょっとずつリハビリしていきました。(当時の私にとって留学は本当に「憧れ」であり、本当に行けると思っていませんでした。)

現在では、「Inputは30歳まで」という考えは変化しており、今後もinputは続けていきますし、MBAに来たことによって自分が出来ないかということに改めて気づきました。あくまでも、若手時代の一つの考え方の参考としてとらえていただけると嬉しいです。

2. 海外経験を持つことへの憧れ(入社4年目)

個人的に海外かぶれ(海外は〇〇なのに、日本は※※でダメ!と言う人)は苦手で、同時に日本から出たことがないのに日本や海外を上から目線で批評する人も苦手です。

ただ、自分もこういう人が苦手だと言っているだけでは彼らと同じなので、いつか自分も海外で生活して、外から日本がどう見えるのかを自分の目で確かめ、その上で自分の意見を持ちたいという気持ちがありました。

IRへ異動し、仕事で海外の方と接する機会も増え、その思いが強まったことが留学への準備を本格的に開始するきっかけです。

田舎の親類に海外留学のことを告げると、「海外はドライだ」、「危険だ」、「食べ物が美味しくない」といったネガティブなことを言われます。ただ、彼/彼女らは海外に行ったことはありません。自分の目で確かめるまでは、そのようなネガティブな壁を作る人の意見は極力受け流さないと自分の可能性を狭めてしまうことに繋がります

これは色んなチャレンジに言えることでしょう。今いる自分からストレッチする時はそういう意見を真に受けすぎないことが重要かと思います。

3.  タイミング(入社5年目)

個人的に、これが自分の中で大きな理由になっています。

多くの日系企業がそうかもしれませんが、総合職で入社した際の異動スパンは約2~3年です。

自分の場合は地方での経験を3年経たのち、本社に異動となりました。IRという仕事が思いのほか楽しく、「こういった面白い仕事を自分で選べるようになりたい」と思い始めました。

通常の異動サイクルでは、3年後に全く違う部署に異動させられることが予想されたため、

「では異動が予想される年の前年に社費選考に応募し、異動年に留学すれば、自分が望まない部署への異動は免れるし、留学後はある程度会社に対して希望を言えるだけの経験を得ているのではないか」

と考えるようになり、本社異動後1年経った頃から本格的に留学準備を行おうと考えるようになりました。

もちろん各社の状況によってこの限りではないかと思いますが、所謂総合職でのランダム人事をコントロールするには、「徹底的に人脈を作り自分をねじ込む」「こいつは××に強いと思われる分野を作る」かの方法が考えられます。

自分のやりたいことが自分の強みと一致させることが出来れば強いです。私はMBAを自分の強みと興味を再確認し、伸ばす手段として使おうと考え、実行することにしました。

【最後に】

上述の通り、九州の田舎でのんびりと過ごしてきた自分は、「人生における勉強期間は大学で終わり」と考えていました。

しかし、人生100年時代では必ずしも生まれてから20数年だけがinputの時期というわけではくなりますし、そもそも社会人になってからも学び続ける姿勢は過去も未来も変わりません。

そして、社会人になってから学ぶこと、学び続けることが今となっては当たり前となっていますし、考えの幅が広がることが楽しいと感じています。

留学はまとまった時間が取れ、かつ多様な価値観の人、今まで会社で出会わなかった人と出会え、たった数ヶ月だけでも自分の価値観が大きく変わりつつあることに気付いています。今後も変わるでしょうし、この2年間は本当にLife Changingになるだろうと感じています。

今回の記事は、MBAを目指そうと決めたきっかけを3つ述べました。

人生いつでもチャレンジ出来る!と言われつつ、はやり年を重ねるにつれて色々な変数(異動、転職、結婚、出産、介護etc.)が発生するため、何か行う際には各変数を考慮しつつ自分で自分のベストタイミングを考えることが重要になってくるでしょう。

これを制約要件と考えず、 今後も出来る方法を考えつつ常に自分をストレッチさせていきたいものです。

miz



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