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小説

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2020年12月の記事一覧

白昼無

私はあなたに殺されたかった。自分の人生を棒に振って私を殺したという事実を背負えてしまう…

相川 実
3年前

小さい穴の中に落ちて出られなくなった。狭くて暗いのにここは妙に落ち着く場所だ。ひとりぼ…

相川 実
3年前
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last of

流行が行動の所以になり得た年頃はとうに過ぎた。自分のやることには意味や価値がなければい…

相川 実
3年前
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夜は越えられない

脱いだ肌着が私の抜け殻な訳もないのに、何となくそんな気がした。寒いという理由だけで死に…

相川 実
3年前

あのね

下を向いて歩いていると落ちていたから拾って帰ったの。ただそれだけ。ただそれだけの関係な…

相川 実
3年前

髪を乾かす気にもなれない

私は大事なこととどうでもいいことしか言わないけれど、あなたはそれっぽいことを言うだけで…

相川 実
3年前
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