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【シロクマ文芸部】いつか見た夢を再び|エッセイ


本を書く事には小さな頃から憧れがあった。

「スチュワーデスになりたい」「歌手になりたい」「小さなお店をしたい」など小学生の時の夢はいろいろとあり、今のところは「小さなお店をしたい」という夢は、好むと好まざるとは関係無しに嫁ぎ先での家業の為に叶ってしまった。もっとも、小学生の時はファンシーショップ的なお店を想定していた訳で、今の仕事とは180°違ってはいる。

「作家になりたい」と将来の夢を書いたのは小学校の何年生の時だっただろう。小学生の時はゆとりの授業で「お話作り」が取り入れられたりした事もあり、いくつかお話を書いた。それは、先生にも褒められたりして私は有頂天になった。

中学生の頃には「作家になりたい」という夢は、コバルト文庫との出会いによってより大きなものとなる。

コバルト文庫には赤川次郎さんなどのミステリやSFなどのジャンルもあったものの、ほとんどを少女小説が占めていたように記憶している。それらは今まで読んだ小説とは少し違っていた。

「あたし」で始まるその小説は、等身大の主人公のごく身近で起きる物語が中心だった。少女マンガを読んでいるようで、とても読みやすく感情移入もしやすくて、友達と貸し借りをしながら夢中でたくさんのコバルト文庫を読んだ。

たくさん読むうちに、「この位なら自分でも書けるんじゃ」などと思うようになった。そして、同じような友達とノートに小説やマンガを書いては見せ合っていた。

そのうち学年が上がるとそういう事もしなくなり、高校を卒業する頃にはコバルト文庫も卒業し、いつしか作家になりたいという夢も忘れてしまった。

その後、ずいぶん時が流れ私は再びモノを書きたいと思うようになった。

ネットの普及で自分のHPを作り、そこで詩を書いたりしていた。そんな事をしているうちに、再び何かを書いていきたいと思うようになったのだった。けれど、体調を崩したりしてHPも閉鎖し、モノを書きたいという気持ちもまた忘れてしまった。

さらに時が流れ、また何かを書きたいとここnoteへやってきた。

あれから3年が過ぎ、私は日々何かを書いている。noteの街の楽しそうないろいろな事に首を突っ込み過ぎて、自分は何のジャンルの人か分からなくなってしまった。それでも、日々何かを書いていくうちに、ぼんやりとやってみたい事ができた。

それは、かつて思った「本を書く」という事だ。商業出版で出せればそれが一番いいのであろうが、それは無理だと思われる。自費出版では費用と冊数の面で無理がある。となれば、後はkindle出版だろうか。現実的にはここで手を打つのが無難そうだ。Kindleならペーパーバックでも出せるので、紙の本が欲しくなったらここで作る事もできそうだ。

そう思うも、なんだか編集等が面倒そうで二の足を踏んでいる。noteのみんながkindleやその他の方法で本を出しているのを眩しく見つめているだけだ。思い立てば、たぶん私はやるんだと思う。だって、私はヤル気を出してやればできる子なのだ。ただ、ヤル気スイッチがどこかに行って行方不明なのが問題だ。

その前に、手作りの手製本にも興味津々だ。手製本の短歌集なんてものすごく憧れる。実は、手製本の作り方の本をすでに2冊も買っている。そのうえ私は以前、印刷系の会社にもいた事があるので簡単な製本ならできるときている。もう準備は万端だ。

ただ、足りないものは装丁のデザインセンスだろう。それと、肝心な本の中身だ。果たして、私の書くモノに需要はあるのだろうか。私のnoteは完全なる自己満足の世界だ。だから、仮に本を作ったとて需要など関係ないのではないだろうか。自分が満足すればそれでいい。完全なる自己満足の世界でオールオッケーだ。そんな私を笑いたければ笑うがいいさ(キリッ)by初代スケバン刑事・麻宮サキ


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シロクマ文芸部に参加します💛
今週のお題は「本を書く」です。


今週のお題で何を書こうかと考えていました。エッセイでも書こうかと思っていた時に、吉穂みらいさんの今週のお題を読みました。

ここで、みらいさんが本作りのあれこれを教えて下さっています。最近、本を出す事に興味のあった私は食い入るように記事を読みました。
そういえば、みらいさんはコバルト文庫の事も書いておられたのでした。

コバルト文庫を読んで、自分でも「あたし」で始まる小説を書いたという記事に同じだ!と嬉しくなったのでした。

そんなこんなで今回私はコバルト文庫に絡めたエッセイを書きました😊

以前書いたコバルト文庫の思い出の記事です。



今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪




#シロクマ文芸部
#本を書く

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