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買えるを変える

思いついたので、初note!
(特に意気込みも方針もない)

おそらくどこの家庭の台所にもある菜箸。

一般的に売られているものって、つかんだものが滑りにくいように先のほうに溝が彫ってあるんだけど、私としては溝よりも「細さ」が欲しい。

ほら、食べるときのお箸も、先が細いほうが食べやすいし、食べ物の味がよく分かるっていうよね。

料理のときも、野菜の煮え具合を確認するのに、竹串出さずに済ませられないものかと、日々モヤモヤしていた。

そこで私は検索した。

いくつか出てくる。
樹脂製、木製、三種類セット。
どれも使いやすそうだけど、菜箸にこの値段を払うのは気が引けるし、セットで要らない。

家にあるのは廉価な竹製。
何年も使っているしまだ使える。買い替えのハードルはグッと上がる。

竹。

そっか、削れる。

娘の鉛筆削りの練習用にと、わざわざ一番町の刃物屋さんで買い求めた小刀で、鉛筆ではなくて菜箸を削る。

スルスル削れる。
楽しい。
小刀で何かを削る感覚を体が思い出しているのも味わう。

そうそう、小刀ってこんな感じだった。
カッターよりもどっしりしていて、自分の手で握っている感覚がはっきりしていて、よく切れる。

鉛筆もそうだけど、削りたい部分を、削りたい角度で削れるのが楽しいんだ。

出来上がりは不格好だけど、また使いながら調整すればいい。日用品に完璧なフォルムを求めていない私は、このくらいの工夫で快適に使えたらそれで十分。

不便だから買う、というのをやめてみると、案外どうにかなったりするね。

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