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#4|「ダメ」と「いいね」はセットで伝える。子育てがうまく回り始める。

あぁ、嫌だ。
今日もまた感情的に言ってしまった。一日中ダメダメばかり言ってる気がする。

だってイライラすることばかりなんだもの。私だって本当はこんなに怒ってばかりいたくないのに。きっと今夜も、寝かせてから自己嫌悪…


乳幼児期の数年間は、人生の主体が自分から子供に置き換わる過酷な期間です。イライラスイッチをたやすく押してくる生き物が、常に隣にいる数年間でもあります。

もはやイライラしない方が超人。

「褒めて伸ばす子育て」
「ママが笑顔でいるのが一番!」
スマホに踊る自己啓発セミナーの売り言葉が、地味にチクチク刺さります。

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私、「ダメ上司」みたいだ

「職場の上司が、いまの自分と同じ対応したら嫌だろうな…」、ある日ふとそんな思いが降ってきました。

ダメダメばかりの上司は、たしかに嫌です。

「書類、こんな書式じゃダメだろう!」
「デスクが散らかってる!ダメだろう!」
「自分の案件は自分でやれないとダメだ!」

あぁ、書いているだけで嫌です。

ダメダメ上司が嫌な原因は『ダメと言うだけでアドバイスがない』ところですね。

かといって聞くに聞けないんですよね、
上下関係による無言の圧力を感じるから。


子育ても同じかあ。

お行儀悪いよ、その食べ方ダメだよ!
ちゃんと片づけないとダメでしょう!
お着替えは自分でやらないとダメでしょう!

じゃあ、どうすればいいの?
どうすればママは「いいね」って言ってくれるの?

子どものそんな心の声が聞こえていなかった、子供視点が欠けていた自分に気づきました。


上司と部下の関係と同じように、子どもも親に「どうすればいいか」を尋ねることはしません。

乳幼児期は親の言うことは絶対ですし、
子どもはまだ「言われたことの意図を確認する」という方法を知りませんから。

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できたときはすかさず「いいね」とフィードバック

ダメダメ上司でも改善案がセットなら、直そうかという気にもなるというもの。


子育ても同じでは、とチャレンジしました。


改善案を伝える方法は子供の理解力への依存が大きく、結果の検証が難しいため「できたときに『それでいいんだよ』と声をかける」作戦でいくことに。


子どもをちゃんと見ていると、必ず「できている」瞬間が見つかります。すかさず「いいね・できたね」と声を書ける。

親に肯定的なコメントを言ってもらうことで、子供は「ああ、こうすればいいんだ」と知ります。

賢い子なら、この段階で「ママがダメという言葉の裏には『こうしなさい』という意味が隠れているんだ」と察するかもしれません。


後は繰り返していくだけ。

だんだん「いいね」が増えていき、
お互いストレスが軽減していきます。


私はこの方法で、歯磨き中にすぐに口を閉じてしまう子供に「最後まで口を開けている」ように変化を促せました。


以前は大騒ぎでしたから、歯磨きのたびに。
「口閉じないで!ダメ、大きく開けて!閉じないで!」とずっと怒ってました。歯磨きが嫌いになる前に変化を作れてよかった。


子どもをしっかり見ていると、いまだ!というタイミングが必ず見つかります。大丈夫。

「しっかり見る」については、
また後日書きますね。


今日はそんなところです。

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