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#6|小さくたって「一人の人間」。命令されるのは好きじゃない。

母は忙しい、やることは次からつぎから!つい子供を急かしてしまいます。

「ほら、お着替えして!」
「テレビ消して!」
「お茶碗はちゃんと持って!」
「お風呂行きなさい!」

《子どもには子どものペースがある》とわかっている…のは頭だけ。現実を目の前にして、頭の理性的な部分は置いてけぼりです。

なんだか毎日小言ばかり。
こんなものなのかなあ、子育てって。

子育てを始めたときに誓った思いがよぎります。

子どもを、一人の人間として尊重した子育てをしたい

子どもには子ども自身の人生と人格がある。親だからといって子どもの人格を無視した子育てはしたくない。

…はずだったのに。理想と現実がズレてるか?おかしいぞ。

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ズレの気づきから改善を試みました。

大人相手にやらないことは、子どもにもしない」。イッツ・シンプル。

一人の人間として尊重した子育てをしたいなら、つまりそういうことです。


命令口調を封じ、依頼・勧誘へ

子どもにしてほしいことの伝え方を、まず変えました。

当たり前に使っていた「××して!」。
受け手側の意志に関わらず行動させようとする、命令に等しい表現です。大人相手には使いませんよね。よって子どもにも使わないようにしました。

その代わり登場したのが「依頼と勧誘」です。


してほしいことは「お願い」のスタンス

「お箸並べてくれる?」
「これ、洗濯カゴに入れておいてもらえる?」

もちろん、事後の感謝も欠かしません。ありがとう、と全力ハグ。


別の行動を促したい場合は「勧誘」スタンス

「お風呂にいこう!」
 お風呂行きなさい!ではなく。

「さて、着替えよっか!」
 着替えなさい!ではなく。

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娘との空気が穏やかになりました

心中葛藤もあったものの、数日頑張れば慣れます。

そして娘との間の空気感が変わった気がしました。


お互いのイライラが減り、穏やかな時間が増え。
娘も前にもまして、ずっと笑っているように。

向き合う時間も増えました。


ああ、こういうことなんだ。
相手を一人の人間として尊重するって、難しいことじゃないんだ。

子どもだって人格のある人間。一方的に命令され続けて、居心地いいわけがない。

いまではすっかり「依頼・勧誘」がコミュニケーションのデフォルトになっています。


子どもに対して気を使いすぎ。
子どもはもっと厳しく育てないと。

そんな声が聞こえる気もしますが、大人を子供の言いなりにさせることが子育てのあるべき姿ではないと思います。

子供にとって一番身近な大人である私みずから、「コミュニケーションは相手を尊重することがとても大切」というメッセージを伝え続けたいと思い、実践を続けます。

今日はそんなところです。

一緒に楽しみながら高め合える方と沢山繋がりたいと思っています!もしよろしければ感想をコメントしていただけると、とっても嬉しいです。それだけで十分です!コメントには必ずお返事します。