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山登り再び
このところ、歩くことが気持ちよくて、
日々日々、近所を散歩する習慣が続いている。
そのうえ、山歩きするのも楽しくなり。
先日もまた、相方さんの馴染みの山の一つを案内してもらった。
![](https://assets.st-note.com/img/1712907743997-7zhi95dKSn.jpg?width=1200)
近道と巻道があるけれど、
どっちでもいいよと言われると、
なぜか近道を選びたくなる不思議。
![](https://assets.st-note.com/img/1712907797785-thVe3T3v9P.jpg?width=1200)
確かに近道の方が険しいんだけれど、
巻道も楽ではないわけで…。
なんとなく楽ではない道をダラダラと行くよりは、
きっぱりと険しい道です!と主張ある道を行く方が、
気が張るんですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1712907829278-M0vJnNJBRB.jpg?width=1200)
一挙手一投足に気を付けないと、
怪我や命に関わることが、真っ直ぐ伝わってきて、
自然に集中できる。
途中、巻道も何度か選択してみたけれど、
緊張感が緩むのか、
すぐに考え事が浮かんできたりして、
全然集中度が違うんですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1712907850268-A1SazOl60A.jpg?width=1200)
それにしても、今回登った山は
大小様々な石がゴロゴロしていて、
ものすごく歩きにくかった…
「石」と「意思」は同じような音だったりする面白さがあるけれど、
人生の道も、自分の「意思」というのか、観念があまり多くあると、
歩みにくいだろうなということを見せられたような気がした。
![](https://assets.st-note.com/img/1712907875817-ivW9LrBLT0.jpg?width=1200)
途中、急にゴーっと轟音が響いてきた。
と同時に、物凄い水の流れが、目の当たりに広がった。
山の中の不思議は、だんだんそうなるというより、
いきなり聴こえたり、いきなり見えたり、いきなり天候が変わったりすること。
この水流の中に入ったら、ひとたまりもなく呑み込まれてしまうのだろう…
初めて見る光景にしばらく見入った。
![](https://assets.st-note.com/img/1712907899817-Rbixf90IOJ.jpg?width=1200)
山頂まで後少しのところまで来た時に、
集落跡地のような所を通った。
家屋はもう無くなり、樹が生い茂っていたけれど、
何かを煮炊きしていたかまどのようなものなどの跡が
そこここにあった。
当時の生活の息吹が、ほんのりと伝わってきた。
自然の中に人の営みを感じると、不思議な安心感が湧いてくる。
逆に、人の営みの中に自然を感じるときも同じ…
自然と人は、相互に呼応し合ってこの地球に存在している。
どう呼応し合うかも完全に委ねられて…
![](https://assets.st-note.com/img/1712907927872-K4MB1CxP74.jpg?width=1200)
一時的な疲労はくるけれど、それもどこか爽快で、
身体の中は新鮮な氣がみなぎり、心も澄んでくる。
海もいいけれど、山もいい…
しばらく山歩きを楽しむつもりです。
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