Miyuki

日々の暮らしの中に、ささやかな美を感じて生きる幸せ。 齢55のこれまでの人生もゆるゆる…

Miyuki

日々の暮らしの中に、ささやかな美を感じて生きる幸せ。 齢55のこれまでの人生もゆるゆると振り返り、その時々に出てくることを書いていこうと思います。

マガジン

  • 自分史

    「すべては愛の中のことだった」 その気づきと共に、これまでの半生を振り返っています。

最近の記事

夏!

しばらく更新していない間に、7月も中旬を過ぎていて、 梅雨も明けそう。 そんな中、はやくも夏の暑さは本格的で、早々に洗礼も受けた^^; 7月の初旬、ふと身体の調子に違和感を感じたと思ったら、 あっという間に悪化し、急性腎盂腎炎という診断。 幸い、とても早い段階で迅速に診て頂けて、 悪くなるのも速かったけれど、快復するのも速かった。 今はすっかり戻っているけれど、痛くはないけれど何かがおかしいという あの独特の体感は鮮明に覚えていて、 症状にも色んなバリエーションがあるのだ

    • 変わっても変わらない

      15才だった愛犬が旅立って、今日でちょうど一年になる。 昨年の6月初旬に急に容態が悪くなって、丸3週間で虹の橋を駆け登っていった。 無我夢中で看病をしていたその数週間を、今年の6月は振り返るように感じている。 特に昨晩は、刻々と過ぎていく時間の流れに、愛犬とのお別れが近づいてくる感覚をまるで今のように重ね、胸が苦しかった。 眠りにつく前に、愛犬に沢山の感謝を伝えた。 そして、今どんな風に過ごしているのか、もしできれば夢の中で教えてほしいとお願いした。 お願いしたりしていいの

      • 新生活あれこれ

        入籍して、新しい生活が始まった。 と言っても、かれこれこの10年の間に少しずつ定着してきたお互いの行き来のリズムがあるので、生活自体はほとんど何も変わらない。 それでも、それなのに、どこか大きく根底から変わるものがあり、それが結婚の不思議だと実感している。 それにしても、籍の入れ方は人それぞれ千差万別だとは思うけれど、 私は2度の結婚でどちらも相手方の籍に入ったので、必然的にその都度苗字が変わり。 離婚したときに新戸籍も作成されたので、今人生で4回目の姓を名乗っていることに

        • 入籍

          長らくお付き合いをしてきた相方さんと、入籍をする運びとなりました。 知り合って、ちょうど10年… 先がどうなっていくかなんて分からないものだけれど、 まさか10年も経ってから入籍する運びになることは まるで予想できなかったな^^; 私たちは同い年で、共に結婚も離婚もそれぞれ経験していて、 知り合った早い段階で、相方さんは結婚を考えていることを伝えてくれていました。 私を含め、私の子ども(当時中2)の成長を一緒に応援したいし具体的に力になりたい、(彼のお子さんたちはその頃

        マガジン

        • 自分史
          2本

        記事

          宅急便!

          久しぶりに、県外での生活が2年目になる娘に、宅急便を(^-^) 娘は料理をするのが好きで(食べることが好きとも言う)、今も毎日自炊しているようだけど、 これまで体調を崩した時と忙しい時期に、数回宅急便のリクエストがあり。 今回は元気そうですが、話の流れで送ることになりました(^-^) 新しい生活にもすっかり馴染んで、楽しんでいるようで何よりです。 今回のリクエストは... まずは、定番のハンバーグ! ずっしり重量感あるハンバーグを18個! (挽肉の量が多くて、一個がど

          宅急便!

          #2自分史(抗えない力)

          「全ては愛の中のことだった」を前提に、自分史を書いています。 幼少の頃の家庭生活は、大変でした。 当時の私が知る由もなかったけれど、その頃の母は、父との結婚前から鬱状態に苛まれていました。(その事実は、数年前のある日、母から聞くことに。) 母の気分はジェットコースターのように、はたまた乱気流のように脈絡なく大きく変化し、それは幼い私ではどうすることもできず、突如吞み込まれるような日々… 私は、その日一日をとにかく、無事に生き延びることに精一杯でした。 母もまた苦しんで

          #2自分史(抗えない力)

          #1自分史(場面緘黙)

          「全ては愛の中のことだった」を前提に、自分史を書いていますが、最近はすっかり止まったままに…。 noteのマガジンという機能を見つけたので、この機会にそちらにまとめながら、続きも書いていこうと思っています。 物心つく頃(3才~4才頃でしょうか)には、現在の自分とそう変わらないイシキが自分の身体の中に息づいていて、思考を巡らしていました。 そして、一体自分は何なのだろう... 大体、自分が何なのかなんて考えている子どもって、おかしいんじゃないか。 いっそこの自分ごと、丸ごと

          #1自分史(場面緘黙)

          瞑想

          先日、ずっとお話してみたかったNaokiさんの瞑想会に参加させて頂いた。 初めてお会いするNaokiさんは、予想通りの方で、 ハートにくつろぎ、ただ在るという静寂や深みそのものだった。 https://note.com/naokiiii/n/n42bec25591ca そのような方と話したり、瞑想を共にすると、 醸し出される何かが浸透圧のように作用して全てを包み、 こちらも自然にそう在る境地にいざなわれるような心地よさがある。 沢山の話と瞑想と… 豊かなひとときを頂き

          庭仕事

          ジャスミンの花がいい香りを放っている。 最初は濃い紫色の花が、薄紫を経て次第に真っ白になっていくその色のグラデーションが、とても美しい。 それに、ジャスミンのように毎年決まった頃に咲く花は、 一期一会の美しさと共に、 これまで咲いてきたその時々の全ても、 一緒に運んできてくれているような不思議がある。 どこかあやふやで、 捉えどころのない自分自身だったり人生だったりの何かが、 毎年同じ頃に同じ所に咲いてくれる花に気づくふとした瞬間、 不意を突かれるように映し出されることが

          庭仕事

          元夫という人

          つい先日、元夫からメッセージが来た。 前述のように、13年前に離婚をしてから少しずつ交わす必要のある物事も少なくなり、娘が自立してからは特に、ここ最近はお互いの誕生日を祝う習慣だけが残っていた。 そんな折「釣りに来ているんだけれど、鯛いる?」と。 あいにくその日は、私が終日自宅を留守にしていて受け取るタイミングが合わないので、 ありがたい申し出だったけれど見送ることになった。 「了解!」と軽快な返事が返ってきて、なんだか私たちのやり取りの軽さが妙に可笑しく、この世界の不思

          元夫という人

          自然の恵み

          今年の春も、山の恵みを沢山頂いた。 この辺りはイタドリも料理して食べる習慣がぽつぽつとあり、 私はとても好きで、毎年美味しく頂いている。 採ってきたイタドリの皮を剥き、 アク抜きをして塩漬けに。 そして料理するときには一晩水にさらして、塩抜きをすると、 歯ごたえは残りながらも、イタドリの独特の酸味やえぐみがなくなり、 調味料が美味しく馴染むんですよね。 私は、ごま油でさっと炒め、お酒やみりん、だし醤油で味付けをし、 かつおぶしやゴマ塩をまぶすのが定番。 頂いたふきは、あ

          自然の恵み

          剣山へ

          最近、折に触れて山歩きをしている。 先日は、ずいぶん前から登ってみたかった剣山に! リフトで一気に山頂まで2㎞弱の地点へ。 春山の景色を、リフトからゆっくり眺めながら身体が運ばれるのは、快適! リフトを降りると、早速登山開始。 一礼し、名前を告げ、入山させて頂けることに感謝をお伝えして… すでに山頂近くだからか、高木はあまりなくて一面のクマザサ。 空もとても近い... 大剣神社に参拝させて頂いた。 彩雲がすっと顕れてきたけれど、あっという間に消えていく... お社の

          剣山へ

          山登り再び

          このところ、歩くことが気持ちよくて、 日々日々、近所を散歩する習慣が続いている。 そのうえ、山歩きするのも楽しくなり。 先日もまた、相方さんの馴染みの山の一つを案内してもらった。 近道と巻道があるけれど、 どっちでもいいよと言われると、 なぜか近道を選びたくなる不思議。 確かに近道の方が険しいんだけれど、 巻道も楽ではないわけで…。 なんとなく楽ではない道をダラダラと行くよりは、 きっぱりと険しい道です!と主張ある道を行く方が、 気が張るんですよね。 一挙手一投足に

          山登り再び

          慈悲

          何度か坐禅をさせて頂いている禅宗の寺で、 以前、印象深いお話を聴かせて頂いたことがある。 それは、「大悲心陀羅尼経」(だいひしんだらにきょう)という経典の話で、 大悲心とは、「慈悲」という意味なのだと教えて頂いたことだ。 お坊さんは 「なぜ慈悲が大きい悲しみの心なのでしょう」と投げかけられた後、 次のように教えてくださいました。 「慈悲の『慈』という字。 この字は、草かんむりが大樹をあらわし、 その大樹から二本の糸が垂れて、悲しみの心を掬い上げるという意味なのですよ。」と

          相方さんとの出会い

          私は、13年前に元パートナーと離婚。 離婚に至るまでには、一言では言い尽くせない色々なものがあるけれど、 そんな色々に、あるとき強制終了のような凄まじい流れがやって来て、 その流れに身も心も大きく翻弄されながら、それぞれの道を歩む準備が調った。今は、彼と共有した全てに感謝しかない。 その日は、2011年8月31日の暑い夏の日だったけれど、 全てが終わって見上げた空の青さは忘れられない。 その空は時空を超え、今の空にも、どの空にも繋がっていたことを あの時には知る由もなかった

          相方さんとの出会い

          Walk in Beauty

          美しい波動は一瞬で 心内のあらゆるものを清め 一掃し 彩を与えてくれる。 そんな美が そこここにある。 その時々 折々 美しい変幻を纏いながら。 ただ気づくだけでいいということに気づくとき 生かされていることが苦行ではなく 生かされていることが恩恵となる。 美の中に身を置くと 委ねの本質の裾野に ほんの僅か 触れられたような気持ちになる。

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