【デザインプロセス】 ミクシィ デザイナー総会のロゴを担当したよ
こんにちは!
ミクシィ19卒デザイナーの 松本(@miyumatsumoto)です。
さて今回は、先月行われたデザイナー総会について書きます ✏️
はじめに
先月ミクシィデザイナー総会が開催されました!
ミクシィ全体のデザイナーが集まるのは、今回が初めて。
そんな記念すべき会のロゴデザインを担当することになりました...!
もともとロゴ作りは好きな分野だったのですが、学生時代はビジュアルメインで制作をしており、可愛いもの、格好いいものを作る!!意味は後付けしちゃえ!なんて思っていたりしました。(良くない)
しかし改めてロゴについてしっかり考えてみると、もちろんビジュアルも大切なのですが、それ以前のヒアリング、情報分析やコンセプトメイキングなどの骨組みがとても大切だなと実感しました。
そこで今回はロゴデザインのプロセスをお伝えできればいいなと思います。
ヒアリング
まずロゴを作り始める前に、なぜ今回ロゴが必要なのかを考えてみました。
ロゴが必要な大きな理由として、まず告知や周知の機能要件を満たすことが第一条件です。
しかし「受取手」がロゴを見てどうなって欲しいかを考えることもとても重要なポイントです。「対象となるもの」を分析し理解した上で、『総会の意図、雰囲気を受取手に伝える』ということを一番の目標として制作をしました。
・デザイナー総会の意図
まずデザイナー総会について理解を深めるために、加藤さん(デザイン領域 執行役員)に開催の意図についてヒアリングしてみました!
ミクシィは様々な事業展開をしているので、デザイナーといっても働き方は人それぞれ。どんな事業があるのか、どんな仕事を担当しているのか、普段関わりがないと、なかなか知る機会は少ないです😕
そこで総会をすることで『普段会わない仲間が集まり、仲間を知ることで、コミュニケーションを活性化して、組織としての一体感を高めたい』とのこと。定期的に総会を行うことでデザイナー同士、交流するきっかけも生まれるし、担当領域の違うデザイナーに相談もしやすくなりますね!
・デザイナー総会の雰囲気
総会のコンテンツ内容を把握し、どのような会なのかを知ると同時に、参加者にどのように楽しんでもらいたいかを考えます。
企画担当である太田さん(デザイン領域 人事)に、総会の雰囲気を聞いてみました。総会と聞くとどうしても堅苦しいイメージがあるので、参加者に緊張せずに楽しんでもらうために、「おやつ会くらいのゆるい雰囲気」にしたい!とのことでした。(実際に当日はおやつもたくさん配られました🍪)
このオープンでフレンドリーな空気感をロゴで伝える必要がありますね
当日の様子はこちらに詳しく載っています↓
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・「受取手」がロゴを見てどうなって欲しいか**
ヒアリングをした意図と雰囲気から、受取手がロゴを見てどうなって欲しいかを考えます。これがロゴの目指すべきゴールとなります。
コンセプトメイキング
更に詳しくブレストをして、ロゴ自体のコンセプトを決めていきます。
『ミクシィ』『デザイナー』『総会』に関連することをバババッと書いて言語化することでキーワードを探していきます!
でてきた言葉を選んで整理するとこんなかんじ ↓
思っていることを言語化して整理すると、目標が定まり、ブレてはいけない指標を立てることができます。
この選んだ言葉からロゴのコンセプトを考えていきます。
「一体感」「目印」「継続」の3つの言葉に着目し、家族や組織を伝統的に表すことができる「紋章」をモチーフにしようときめました。
デザインプロセス
ふぅ、やっとデザインのお話です💭
(もうしばらくお付き合いお願いします...)
【キービジュアル】
↑ まず「一体感」を表現すべく、デザインにおいて大切な論理と感性の融合を二人のデザイナーが協力しているイラストで表しました。
論理の象徴として設計をしている人、感性の象徴として表現をする人をロゴらしくていきました。(左:設計くん 右:表現さん)
↑『 設計と表現の二人が協力してミクシィの m をつくる姿 』を目印としてのキービジュアルにすることにしました 🔑
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【デ会】**
↑ そこから「目印」になるように、文言を足して紋章らしくしていきます。
デザイナー総会を浸透させるべく、「デザそう」「デ総」など、略称を考えた結果...
デ会になりました🎉
このようにロゴの中に呼びやすい且つインパクトのある略称を含み、
「デ...カイ.....?」と疑問に持ってもらうことで、イベント名としてもロゴとしても記憶に残る仕組みにしました。
【ボツ案】
↑ 「紋章ってことは、旗にしちゃえばいいんじゃない!?!?!!」
制作途中に安易な発想で要素を足してみるものの、肝心の紋章が非常に見えづらくなってしまいました😩
指標にある通り「シンプルさ」も重要だったので、この案はやめることに。
【修正案】
↑ 完成に近づいてきました。
しかし、左側の設計くんが何をしているかわからない!!とのご指摘が...!
( とてもわかりづらいのですが、設計くんはパソコンをいじっています)
それに二人の大きさや位置関係がシンメトリーではないので、肝心の協力している感じがありませんでした。
そこから修正を重ね...
🎉 デザイナー総会、改め『デ会』ロゴが生まれました〜
総会の後に二次会も予定されていたので、遊び心込め込めでもう一個ロゴを作っちゃいました!
🍺デザイナー大宴会!
ここで最後の「継続」のキーワードが大登場です。
今回の総会だけでなく、これからもさまざまな「デ会」を継続して行って欲しいという思いで、汎用性の高いロゴにしました。
デザイナー〇〇会の、〇〇部分の色を変更することで、変化を予期させる仕組みとなってます。
運動会とか、新年会とか、大反省会とかやりたいな〜〜💭
更にロゴの転換に合わせて、こんなものも作ってみました。
ビールの泡のふよふよ感や、炭酸のしゅわしゅわ感にこだわりましたー!
慣れないAEでの制作は苦労しましたが、絵コンテを描いてみたり、動きの展開や緩急を考えたりと、普段使わない脳をマックスフル活用しました。
モーショングラフィックも身に付けたいスキルの一つなので、挑戦できてよかったです。
🍺
ロゴに込めた想いが伝わっているかなと不安でしたが、色んな方に「ロゴ良かったよ〜」と声をかけていただき、とても嬉しかったです。涙
まとめ
今回デザイナー総会が初めての試みということで、イベントの意図や雰囲気をどう伝えるかがとても大切なことでした。とはいっても入社ほやほやの私がどこまで表現できるかとっても不安でしたが、しっかりとヒアリング、情報分析をし、指標を立てることでブレずに制作できたのではなかろうか...!と思います。可愛いもの、格好いいものなど、ビジュアル的に優れているものを作ることも、とても大事ですがそれ以前の骨組みがしっかりしていないといけないのだな!と学ぶことができました。
また遊び心を持って、人に驚きや楽しみを与えるものづくりって最高だな〜〜とも改めて思えました。ほくほく
最後に...
ロゴを作るにあたって、たくさんの方に助けていただきました。
本当にありがとうございました...!!!
一人では何もできなかったなあと終わってみて、すごく感じます。
悩んだら相談する。できないことは助けてもらう。これも大事な学びのひとつですね。
ふぅ、長くなってしまった...
ここまで読んでいただきありがとうございました!
これからもがんばります〜〜