真谷優の大学留学記36「騒動から明けて」

イヤーカフの紛失騒動から数時間経ち、今は講義を受けているところだ。学内での成績はまぁまぁ上の方を保っているのが現状だ。ドイツの大学は卒業するのが難しいってよく聞くし、しっかり聞かないとな。面倒事を避けるために、交友関係は最低限に保っている。ましてや異性の友人は1人もいない。ヨーロッパ圏じゃ告白という文化がないから、いつの間にか付き合っているというパターンが多いそう。それを避けるためにも、異性の友人はつくらないようにしている。僕には響しか考えられないから、他の人と付き合うなんて考えたくもない。幸い左薬指につけてるリングのおかげで今のところ厄介事はない。あと3年耐えればいいだけだしな。

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