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灰色の男たちと、罪悪感の正体

はろ、みゆきです。
昨日は、時の記念日。

時間のことを考えると、浮かんでくるのが、ミヒャエル・エンデの「モモ」。灰色の男たちが、都会の人たちから時間をどんどん奪っていくんですよね。これを初めて読んだ時、とっても怖かったなあ!

灰色の男たちはある計画を企てる。彼らは都会の人たちに「時間貯蓄銀行」の口座を開き、人間関係にとられる時間や一人のお客にかける時間を節約し、貯蓄に回すと高額の利子が付くと勧める。だまされた人々は、灰色の男たちのことを忘れ、自分の時間がどんどん短くなっていくことに疑問をもたなくなる。人々は「時間節約」に励み、その標語が町中にあふれる。「時間貯蓄家」はお金を稼ぐが、ふきげんで、くたびれて、怒りっぽくなり、町の北側には無機質で、同じ形の高層住宅が立ち並ぶようになる。

wikipediaより

そんな大人になりたくない!と願った私ですが、強い願いが届いたのか、いつもゆったりと余白を大切にする大人になりました。性格もあるのかな。余白がないと、クリエイティブにもなれないし、感性も鈍るんですよね。余白の中でリラックスする時間と、集中する時間のメリハリをつけるのが気持ちいい。そんな日々を送っています。

そんな私の今コミットしていることのひとつが、運動!!!
この2−3年で習慣が変わり、体重がずいぶんと増えてしまって…汗
このままじゃいけないと、ようやく決意して、ジムに通い始めました。
ジムに通うとか、ちょっと考えただけで苦手だし、なんならマシンの上でジョギングしているなんて、「外走ればいいじゃん」だなんて冷めた目で見ていたことすらある私が、やっぱり必要なのは強制力だ!とジムの契約をしたのでした。

全然動かない身体や、全然減らない体重に嫌気がさしたりもしますが、その段階を乗り越え、今は単純に身体を動かすことが楽しくなってきています。あんなに毛嫌いしていたランニングマシンで歩きながら、好きな人の音声を聞いている時間は、充実感と爽快感がすごくて!いやはや、食わず嫌いは人生の楽しみを狭めるなあと改めて実感しています。

8月には友達主催のパーティーに参加する予定だし、自信を持ってドレスアップして、パーティーを楽しむぞー!


さてさて。
今日は、よくいただく質問にお答えしようかなと思います!


本当はもっとやりたいことをちゃんとやって過ごしたいのに、ダラダラしてしまうことに罪悪感を感じる


めちゃくちゃこのご相談、多いんです。
私がダラダラしがちな人間だからかな笑

自分のことを振り返ってみて思うのは、ダラダラしちゃうことに対して罪悪感を覚える理由は、

①まず、ダラダラしてはいけないという思い込みがある。んですよね。ダラダラしちゃいけないなんて、常識だと思いますか?もっと、生産的に活動しなきゃ。って。

それこそが思い込みだと思います。この世界は、「働いてる人がえらい」「忙しい方がいい」そんな常識で溢れています。何をするにも目的や生産性を求める人も。だけど、本当にそうなのかな? 朝活に、ソロ活なんて言葉もあるらしいけど、そこまで時間を有効活用することばかり考えてるなんて、なんだか疲れそう、と思ってしまいます(もちろんそういうのが好きで、そうすることでより生活にハリが出る人もいますが、ここではしたくてもできないのに罪悪感を感じる人向けに書いています。)

「ダラダラしてもいい」そう思えたら、楽になりませんか?
「いやいや…そんなの嫌!」って思うかな?

でも、罪悪感を感じるということは、

②「ダラダラ=悪」という常識を凌駕するほど、本音ではダラダラしたい。

んだと思います。罪悪感というのは、本当に悪いと心から思っていることに対しては感じないんだそう。罪悪感を感じるのは、本音ではやりたいのに、常識や理想の姿とされるものから乖離している時なんですよね。

頭(思考)ではやってはいけないと思うのに、実際、身体がダラダラしてしまうというのは、心(本音)がダラダラを望んでいるということなんです。

でも、どうしてこうなってしまうんでしょうね。多分、私が思うのは、

③つまり、休んでいる時にすら休めていないほど、誰かに気を遣っている。

頭で「ダラダラしてはいけない」と思いながらダラダラする。
考えただけで、リラックスできなさそう…!

どうしたらこの悪循環から抜けれられるか。
やっぱり、ダラダラしまくるしかないんじゃないかなあと思います。
まず思う存分、1時間でいい。ダラダラしてみる。
「疲れたーーー」って言って、ゴロゴロする。
昼間からお布団にもぐりこんで爆睡する。
罪悪感を感じても、とにかくダラダラすることを第一優先にする。

やってみたら、「ダラダラしてはいけない」と、誰に見張られてると思っているのかは人によると思うけど、世間なのか、家族なのか、その人たちに責められると思っている、その気持ちが意外に思い込みだと気付けるんじゃないかなあ。

私も昔、家族に対して同じような感情を持っていたのでわかります。
うちの両親は、いつでもずーーーっと一生懸命に働いている人たちだし、私も時間を無駄にせず、空いた時間には何か有益なことをしなくてはと思っていました。特に両親の前では。今から考えると、あれって、単なるフリでしかない笑 やってるフリ。がんばってるフリ。そういうの、止めることにしたんですよね。だから今は、疲れたらいつでもどこででも寝るし、大体疲れが溜まるようなことをしないよう、できるだけ余白を持って生活しています。
私はたくさんのことをしているようにみられるけど、実際の活動は日常の20%くらいかな?めちゃくちゃダラダラ過ごしてますよ〜笑(だって好きなんだもん)

嫌なことは止めて、好きなことややりたいことで日々を埋めていく。

シンプルですがなかなか実行するのは難しい。だけど実行すればしただけ、確実に余白が増えて、心置きなく身も心も休める。そして、逆説的だけれど、「何かをしたい!」というエネルギーが高まっていきます。

人生は、選択によって大きく変えることができる。よね!



▶︎小田桐あさぎさんの「ちゃん卒ライブ」火曜レギュラー登壇

「夢がどんどん叶う世界観の届け方」についてお話ししています。
私が平凡なOLだった頃(厳密にはOLを辞めてロンドンに逃亡した頃笑)の写真も初公開しています。

よかったらアーカイブでご覧くださいね!
(Youtubeなので倍速でご覧いただけます。3:00くらいから配信スタートしてます。)

次回(6/14 tue)は
「世界観を届けるのにありがちな勘違い〇〇」
についてお話しします◎



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これまでお会いする機会のなかった皆さんとおしゃべりできるのが楽しい!


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発見のある「夏旅」へ。
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“旅を撮る”ということ
という特集で、取材いただきました!




いつも読んでくださって、ありがとうございます! いただいたサポートは、新しい働きかた&暮らしかたを模索する実験に使います。