長くて暗い不安な夜を支えてくれた、彼女たちの声
主宰している長期講座「Authentic Journey（オーセンティックジャーニー ）」で、今日、「仕事や発信を通じて、どんな人と出会っていきたいか」という話を講座生とした。（ちなみにこの講座は、「生きること＝アート」と捉えて、純度100％の自分で表現しながら生きるために、より唯一無二な自分に還っていくための講座。純度の高い自分で表現をしながら、そのままの自分で誰かの役に立つことで経済も回していきます。）
みんながワークしている間に、私も一緒に考えていたのだけど、
・一緒にいろんな経験やチャレンジを楽しめる人
・世界を広げあえる人
・遊んでるみたいに一緒に仕事を楽しめる人
・真剣で目の前のことに全力の人
・夢中な人
・自分を高めていきたい人
・面白いことや楽しいことをシェアし合える人
と出会っていきたいなって、書き出した。
それが、今日の午後のこと。
そして、「仕事や表現を通じて、どんな人と出会っていきたいか」という問いを、なんとなく心のどこかに置いた状態で、夜行われていた小田桐あさぎさんのライブ配信を見ていた。テーマはお金。寄せられた質問に、いつものあさぎ節でバッサバッサと答えていくものだった。
あさぎさんのライブ配信は、いつも通り、爆笑したり、共感したり、なるほどと思ったり、感情をぐわんと揺すってもらって、要らないものがするんと落ちて、シンプルに自分の欲望をまっすぐ見れるような気がするものだった。未来を信じられる、というか。
ライブ配信が終わって、そろそろ寝ようかなと思って電気も消して、お布団に入ってボーッとしていたら、突然、数年前の私がフラッシュバックした。そして、ある概念がポンと浮かんできて、noteに書き留めたくなって今書き始めた、というわけです。（自分の中に問いを抱えたままで過ごすと、ある時インスピレーションが降りてくることってありますよね。）
当時私は離婚前で、パートナーシップに悩んでいました。家に帰ると夫はイライラしていて、小さな娘にも大声を出したり、威嚇したり、ドアをバタンと強く閉めたり時には物を壁に投げたりする。だから怖くて家にいられなくて、ホテルに泊まったり実家に戻ったりしていた。どうしたらこのこんがらがってしまった糸を解けるのかも分からない。育休してたフリーランスの私は、仕事も大してなくて、大きな稼ぎはない。当時住んでいた世田谷区では待機児童がすごくて、預けられる保育園もなかなかない。でも、生活費も保育園代も自分で出していたから、小さな娘とふたりなんとか生活しなきゃいけない。八方塞がりでした。
そんな時に、ネットの世界で、いろんな人が発信しているのをたまたま知りました。最初に知ったのは、タマオキアヤさん。それからhappyちゃんを知って、小田桐あさぎさんにたどり着きました。
彼女たちは、いつも、明るい未来を見せてくれていた。今がどんなにしんどくても、大丈夫。夜明け前が一番暗いんだよ。これからは、明るくなるしかないんだよ、って。私は、しんどい毎日の中で、happyちゃんが「少しでもホッとすることをしよう」と言っていた言葉を信じて、日常の中で、小さなホッとできることを探してするようになりました。カフェでお茶を飲む余裕なんてないと思ってたけど、スタバに行くことから始めて、安い服しか買ってなかったけど、本当に着てみたい服を試着してみたり…。当時は、自分が好きなことがなんなのか見失っていたから、細かい自分の気持ちを一生懸命探っていました。病院に行って髪を洗ってもらっているときにまで気を使っていたのをやめて、肩の力を抜いて、洗ってもらう気持ちよさを味わってみたり。
どんなにつらい夜でも、彼女たちの声を聞くと、安心できた。まだ大丈夫って思えた。音声や動画を見たり、ブログを読んでいる間は、辛い出来事にべったりと支配されてしまっていた心が、その出来事から離れることができたんです。それで、ようやく眠りにつくことができました。本当に、本当に、心の支えだった。
今日、突然、この過去の自分がフラッシュバックして、その時の気持ちなんて最近では忘れてしまっていたから、とってもびっくりしたのだけど、それと同時に、そうか、あの辛い日々を救ってくれた、彼女たちみたいな存在になりたいなって思ったんです。
私にできる方法で、誰かの光になれたらいいな。
大丈夫だよって、伝えてあげられる存在。光を見せてあげられる存在に。
写真でもいい。言葉でもいい。在り方でもいい。
あんなにも辛い日々を過ごしていた私も、今は毎日楽しく過ごすことができるようになりました。自分が持っていた「当たり前」がすっかり入れ替わって、当時の当たり前なんて思い出せないくらいです。
あの時、いつもひとりで泣いていた私に、先を行く女性たちが大丈夫だよって言ってくれたから。私が今度は誰かに言ってあげたい。
あの時私を救ってくれたのは、彼女たちの声だったから。
（ハウルで、ソフィーが小さい頃のハウルとカルシファーに「待ってて！」って叫ぶシーンがあったけどあんな気分。今の私が、過去の私に「待ってて！必ず行くからね！」って叫んでる。）
【追記】
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