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2022年振り返り② 【心震わせて還ってきた場所】


2022年の前半、まだまだ雲で厚く覆われたような気分で過ごしていた私。ある合宿に参加したあたりから、風向きが変わって、視界が開けていった1月〜4月までの話はこちら↓

読んでくださった方から嬉しいメッセージが届いています。その中から、友達が送ってくれたメッセージをひとつ紹介😍
やっぱり、表現して生きたい人にとって、同じように感じることがあるのなあと、あちこちに仲間がいるんだって感覚になれてうれしかったな。

ではでは、5月から振り返りしたいと思います〜!

5月 種から少し芽が出てくる

少し気分が上向いたタイミングで、ゴールデンウィーク突入。カラッとした天候も影響しているのか、私の心は単純に元気に。

ゴールデンウィークまず行ったのは、松本で開催されていた「子供のための映画祭」で、絵本「あらしのよるに」などが有名な、旭川動物園の飼育員だったあべ弘士さんのトークショーやワークショップがあったのでした。大人も子供も楽しめるイベントでとっても良かった!「キリンの後ろ足の膝のように見える部分(人間の膝とは反対方向に曲がっている)は、実はかかと!」とか、びっくり情報がいっぱいだったな。

そして、アート合宿メンバーと「ダイアログインザダーク」へ。目が見えないというのはどんなことなのか、それによって聴覚や他の感覚が研ぎ澄まされる感覚を体験させてもらいました。メンバーのひとりが監修をしたプログラムだったこともあって、より身近な感じもあったし、そのメンバーの理解を深めるためのきっかけにもなった感じがした。

そして、葉山の友達の家に泊めてもらう。ここで、友達から聞いた、友達の運営しているコミュニティについての話は、それから2022年を通じて、何度も思い出すことになった。どんな風に仕事をしていくのか、コミュニティ作りについて…言語化しようとすればするほど、進みたい方向から、どんどん遠ざかってしまうような感覚を持ったりした。まだこの分野は、経験を重ねて自分が何を感じるのかの情報を集めている最中という感じ。まだ、全然、答えが出ていない。どこが自分にとっての心地よいポイントなのか、2023年も引き続き模索していきたいと思う。

2022年の初海かな??ここから、海づいた一年に。
数年ぶりの逗子映画祭にも。娘はマイクロプラスティックストーリーと、湘南でゴミ拾いをしながらトレイルランしている小学生のドキュメンタリーを飽きることなく見続けていた。

また、別の機会には、精進料理を食べにいく機会に恵まれた。目でも楽しく、舌も嬉しい。動物性の食事に強い嗜好を持っていない私にとっては、天国のような食事だった。精進料理ってお腹も心もいっぱいにならないイメージだったのだけど、本当に何もかもが素晴らしくて、概念が変わる体験だった。知らないことがまだまだこの世の中にはたくさんある。もっともっと体験していきたい。

そして、今年2度目の伊勢に。
またVISONに戻ってきた。今度はホテル棟に。こちらは至るところにアート作品があって、楽しい。

そして、前回行けなかったレストラン「カルディべイト」にも行くことができた。すごい、唯一無二ってこういうことだよね…。

そしてそして、今年の私にとって大きな印象を残したイベントになった、「アマネム」宿泊!!!

2月に伊勢に泊まった時、ふと頭に浮かんだアマネム。そう言えば、アマネムって伊勢のあたりにあるんじゃなかったっけ?泊まれたりするのかな?そんな気軽な気持ちで検索してみたら、場所バッチリ。だけど、その金額に慄いた。娘と2人で1泊40万円…!!!!!!

ものすごすぎる金額だったのだけど、なぜか「無理無理」って閉じることをしなかった。あまりに遠すぎる夢のとき、人は文字通り「夢物語」だと思って、叶えることすら思い浮かぶこともない。だけど、私は、「行ってみたいな」という自分の願望を、きちんと認識することができた。

そんなことがあってから、友達に「新婚旅行に行くんだけど、国内でどこかおすすめのホテルある?」と聞かれて、「アマネムでしょ!!!!てか、私が一緒に行きたい!!!」と言ったところ、とんとん拍子に話が進んで、友達4人+子供3人と行くことに…!!!私が支払ったのは、娘とふたりで約12万(食事やなんかが追加されて、最終的な支払いはトータルで50万ほど)
そりゃあ、一泊の料金としてはかなりの金額だけど、この経験は、ずっとずっと話のネタになる、そして私も思い出すたびいい気持ちになれる、素敵なお金の使い方だったんじゃないかと思う。それに、こういう世界を知らない人間は、表現の幅も狭くなるんじゃないかと思う。結局、見てきた世界の内側でしか表現ってできないのだから。

友達と深夜まで、ヴィラの中にある温泉で語り合った。服着たまま、サウナみたいに笑
プールも気持ち良かったー!
10数年来の念願だった、赤福氷も食べられた…!!


6月 コンフォートゾーンからでる小さな挑戦を


俳優の小島聖さんと、画家の平松麻さんで活動されている「おもいつきの声と色」に、娘が参加させていただいた。小島聖さんが朗読したお話を聞いて、印象に残った場面を、子供たちがそれぞれ描いていく。これだけの指示で、子供たちはスルスルと絵を描き始めて、子供たちってすごいなあ、みくびってしまっていたなあと思う。何から何まで教えなくちゃいけないというのは、子供に対してだけでなく大人に対してもそうなのかもしれない。

私は平松麻さんの絵が大好きなので、娘が時間を過ごさせていただけたことが嬉しい
親バカですが、娘の絵、いいなあ。

そして、自分の誕生日には、京都へ。京都も今年2回目かな。

どこで過ごしたいかな?と考えて、思い浮かんだのは、Ace hotel。
どうしてだろう、ここにいると、やっぱり、骨の髄から喜びが湧いてくる。

今回は去年泊まった時とは違う部屋を予約してみた。部屋には「welcome back!」と手書きで書かれた手紙が置かれていて感動する。

今回の滞在で良かったのは、山縣有朋の別荘だったという「無鄰菴」
日本庭園の定番だった池は「止まっている水が嫌い」と言って作らずに、庭園内に川を流したという話や、東山へと自然が続いていくように見えるよう庭を設計したという話、いいなあと思った。私も庭を作るなら、そんな庭がいい。

あと、6月の挑戦といえば、「ちゃん卒ライブ」に登壇したこと。
これについては、また別の機会に書こうかな。

7月 夏が始まる!私の季節!!!


友達が誘ってくれて、日本海へ泳ぎに行く。もう、この辺りの季節になると、いつ海に行けるかしか考えていない笑

そして、娘の夏休みが始まるとすぐに葉山へ!友達が、夏の間2ヶ月ハワイとアメリカに行くというので、おうちに滞在させてもらえることに!ラッキー!!毎日海に入る生活は、浄化以外の何者でもなかった。海に入って、水着のまま散歩して友達のうちに帰ってシャワーを浴びる。そんな暮らしが、そんな季節が大好きだ。娘はインターナショナルスクールのサマースクールに参加していたのだけど、それもとっても楽しかったらしい!

海で遊んでいたら「写真撮らせていただけますか?」って声をかけてもらった。いい思い出。

それから、カードコーチングセッション「Path」というサービスを提供した。今月だけで、20名くらいの方に受けてもらったと思う。私のSNSを見ていてくれる方々と直接お話できた珍しい機会で、顔を見ておしゃべりすること、色々な状況や環境で暮らす人のそれぞれの心に触れられたこと、とても良かった。私に関わってくれる人を、私にできることで幸せにできたらいいな、一緒に幸せになりたいなって思った。


8月 夏は短し泳げよ乙女


そして8月になってすぐ向かったのは、アート合宿。3月に参加したアート合宿がとても良かったので、その親子合宿に参加してみることに。これは、わたしの体調がイマイチなタイミング(女性ですからね…)に重なってしまったことと、私が3月に参加したアート合宿で良かったことをもう一度体験したいと思って参加してしまったことが原因で、Here and Nowを受け止めきれなかった。期待というのは、外れる可能性が高いから、無垢な自分で生きるのって大切。

そしてそして…待ちに待った宮古島へ!!!!
その時に書いたnoteは、今年よく読まれた記事のうちのひとつになった。
私のエネルギーも最大に放出されていたのかもしれない。

どう考えても、宮古島へ行ったことやスキンダイビングをしたことは、今年いちばんのハイライトで、私の感覚や人生を変えてくれたと思う。それまでに存在しなかった私が誕生した。帰る日が近づくにつれ、私も娘も「宮古島にずっといたい。帰りたくない」と口にする頻度が高くなったのだけど、これまでたくさんの旅をしてきた私たち母娘にとって、これはとても珍しいこと、というか、初めてのことだった。ずっとここに留まりたい、と思うことは。

そして、宮古島から帰った翌日は、「ブルーピリオド 展」を見に行った。私の今年に多大なる影響を与えてくれた「ブルーピリオド 」こんなものが作れる人を尊敬する。


9月 自分の内側が、外側。新しい扉が開く。


9月は新しい扉。アトレ恵比寿で開催された「ナガノマルシェ」にキュレーターとして参加させていただいた。

そして、雑誌のファッションスナップに掲載いただくなんていうびっくりも。「大人のおしゃれ手帖」という雑誌。スピリチュアルの世界で「内側が外側」という言葉を聞く。つまり、自分の発するエネルギーで現実世界が作られるってこと。だから、駅前を歩いていて編集の方の目に留まるという、私の実績や経験とは全く別のレイヤーで起こったこの経験は、とても嬉しいものだった。きっと私から、何かしらのエネルギーが出ていたのかな、って。

そして、天然石熱も上がる。友達家族と、フローライトの発掘に行ってきた!


10月 感性が刺激される


海を楽しみまくった今年。夏が終わるのが毎年悲しかったのだけど、今年はやり切った感満載!!!にも関わらず、まだまだ海づくお誘いが。

「壱岐の無人島に行かない?」と誘ってもらって、無人島に行ける機会なんてそうそうないなあということで、行くことに。無人島上陸して数分で謎の虫に足を刺され(多分蜂だったんじゃないかと…めちゃくちゃ痛くて、完治するまでに何週間もかかった涙)洗礼を受け、「もう帰りたい」から始まったものの、無人島の海で泳ぎながら神聖な気持ちになったり、小さな蟹を子供たちと夢中になって捕まえて素揚げにして食べたり、気になっていた月読神社に連れて行ってもらったり、夜ご飯に目の前に丸ごと一個トマトが置かれて爆笑したり…楽しいも戸惑いもいろんなものがない混ぜになった数日間だった。This is the lifeね。

港まで送ってもらう車の中で聞いたハンバートハンバートのふたつの星、光溢れる車窓と相まって心震えたな。「海獣の子供」にも出会えたんだった。

個人的なプロジェクトとしては、「アート×ポートレート」のイベントを。

そして、やっぱり終わらせられなくて、再び宮古島へ!!!!
今回は、スキンダイビングだけじゃなくて、フリーダイビングを体験するのと、宮古島に移住した方の取材をさせていただくことが目的。


元々大好きだったORSAさんの取材も。編集の方からのリストにORSAさんの名前が入っていた時狂喜したよね。やっぱり私は、ものづくりの場が大好きだってことも、再認識した。
(あと何名か取材させていただいたので、そちらも公開になったらお知らせします)


11月 慣れないことに疲れながらも充実感ある日々

11月の一大ニュースは、空中ブランコ!今年のトップニュースにもランクインする経験だったと思う。


私の写真はないので、娘の写真で。
ブランコで後屈!娘すごすぎる!

それから、日々考えていたのは、天然石のこと。10月に天然石のオンラインショップ「this is Millie」をオープンさせたので、仕入れのことばかり考えていた気がする。

そして、大きなニュースとしては、新宿伊勢丹での「アドベントカレンダー」という企画に、クリエイターとして参加せさせていただいたこと。
慣れない物販で、大変だったこともあったけど、とてもいい経験だった。

接客のお仕事って本当に大変!を身をもって知った。ありがたいことに店頭に立った日には途切れなく誰かしらが来てくれたのだけど、水を飲む時間もなく、帰る頃には物凄い頭痛に…つい頑張ってしまう癖が抜けないなあ


慣れないことをして疲れた、といえば、長期講座のプロモーション。これ、本当に大変だった。1度目は玉砕、2度目は慣れてくる、3度目は簡単にできるようになる、というけれど、次は慣れてできるんだろうか…?


12月 「表現すること」に還ってきた


そして、12月。まず大きな影響を深々と与えてくれたのは、れもんらいふ千原徹也さん主宰のクリエイティブサロン吉田塾に行ったこと。

私が一年めぐりめぐって辿り着いたのは、やっぱり私は「表現」が好きなんだということ。私の居場所は、結局のところ、ここなんだってこと。どんなにいろんなことしてみても、私が好きなジャンルでの写真撮影の依頼が来たときの喜びに叶うものはない。「おっしゃーーー!」ってゾクゾクしちゃうほどの写真が撮れたときの震えに叶うものはない。それに気付いてしまったんだよね。

去年少し飽きたように感じて他の何かを探そうと思ったけれど、何をしてても結局表現することにたどり着く。そして回り道したからこそ、今は、もっともっと知りたいと、心が渇望している。少し、視点の変わった私として。

今は、動画を見ることに関心がある。映画とかYoutubeとか、電車の中の広告も因数分解して見るようになった。私にとっては、作るだなんてことがハードル高すぎる動画。でも、楽しめる見方を少しずつ知ってきている。それは、単純にストーリーの中に入り込むことや、ビジュアルとしての光や色形を楽しむような、これまでの私の楽しみ方と違って。「どういう意図で作っているのか」という視点が加わったことで、ぐっと楽しみが増えた。

もちろん、見ていても、今の私にとっては理解できないことだらけ。でも、そんな状態を楽しむことも楽しんでいる。それは、ある意味絶望というか、今の自分が残念で仕方ない状況ではあるのだけど、それって、まだまだ器を広げられる可能性があるってことだと思うから。

そして、12月には、自分の長期講座「Authentic Journey」が始まった。
私にとって、とても大切にしたい講座。表現をして生きていくのって、ひとりじゃたどり着けない場所がある。これまで私も仲間の存在によって幅を広げ、行動がスピーディーになり、いろんな景色を見てくることができた。そんな仲間を増やしていきたいなって思ってる。

最近、考えていることがある。

人の心が動くのは、単純なハッピーエンドじゃないんだってこと。どうにもならない思い、すれ違い、どこかで経験した甘酸っぱさ、苦さ、心の中の小さな迷いや希望、感謝、優しさ、冷たさ…そういう、単純に言葉にしきれないものたちが心を震わせるんだと思う。

私はこの数年、「分かりやすさ」がいいものだと無意識のうちに思うようになっていたように思う。「素晴らしい言語化」が持てはやされる。でも、私の場合、わかりやすく伝えることを、やればやろうとすると、自分の本質から離れていく感じがする。そこにこの答えがあるんだろうか?それとも私は、自分のコンフォートゾーンを出ることに戸惑いを覚えているんだろうか?やり方が私に合っていないのだろうか?そんなことをずっと考えていた今年の後半だった気がする。

最近よく見ている岡田斗司夫さんのYouTube動画の中で、「演技と説明の違い」について触れていたものがある。アニメーション映画の中で、演技はするが説明をしないこと。なんか、私のやってきたことって説明だったんじゃないかとすら思う。今読んでいる是枝監督の「撮りながら考えてきたこと」の中でも、「演出とは?」にも書かれていて、そちらも読み砕き中。この辺りに私の次の向かうべきヒントが隠れている気がする。

昨日ランチとお仕事をご一緒した、ちょっとだけ先輩の方がこう言ってた。「出会う人がヒントですよね。みゆきさんの周りに最近現れてる人は、みゆきさんのエネルギーに合った人ですから。」って。


ちなみに、今年の振り返りをして、出てきた2023年のテーマはこれ。

①inspiration: 自分の枠の外側にある刺激
(旅/様々な表現に触れる/人間関係)
③update: ステージアップした先の心地よさを体感する
②mission: 自分のミッションに通ずる表現手法を模索して個性を発揮する
→集大成となることを見つける
→憧れられて生きる

さてさて、2022年もあと数日で終わり。
自分にとってこの一年がどんな意味があったのかを振り返ることで、きちんと今年を終わらせて次の年を生きられるように思う。
私にとって今年は、螺旋階段。自分のフィールドを離れて旅をして、ぐるっと回って、違う視座を持って、また自分のフィールドに戻ってきた感じ。

あなたの2022年はどんな年でしたか?
ぜひぜひメッセージで聞かせてくださいね!


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