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介護者が楽しく・笑顔で介護をするための3つの自己ケア

はじめまして、介護施設ジェネラルマネージャーのみゆきと申します。

介護をされている全ての方に
「大切な家族のために本当にお疲れ様です」

介護福祉士として、長年利用者様と介護者をみてきて感じるものはお互いにストレスが溜まっていることです。

介護者は親の老化をなかなか受け入れることができず、
・できなくなったことを攻める。
・言付けを忘れると忘れたことを攻める。

どして・・・
何で・・・

ネガティブ思考にはまってしまいます。
そして、自分を攻めてしまい、自分が嫌になる。

心に少しの余裕ができると、ポジティブ思考になり
優しい気持ちを取り戻せ、自分を好きになる。

こんなことが繰り返し続くと、本来の自分を見失いそうになり、疲労すら感じなくなります。
高齢者が多くなっている時代、老いも若きも介護に携わっている方は、
自分自身に無理をさせてしまう生活
が当たり前になっている方が多くいらっしゃるようです。

介護の疲れから、事件になったり、過労死、虐待と世の中の動きを見ていると胸が締め付けられます。

介護者は毎日の慌ただしい生活の中で、自分を抑制し、本来の自分を出せずに悩み、苦しみ介助してきているのではないでしょうか。

心身に不調が出てきて病気になる前に自己ケアの方法を3つお伝えいたします。

1良い意味での「いい加減」を使いこなす

介護者のなかには頑張っている方は「偉い人」「凄い人」と
評価をされます。
その評価に対して「頑張りすぎる」介護者が増えているのが事実です。

「やれるところまで頑張ってみよう。これができたらもう少し頑張ってみよう。でも待ってそこまで頑張ってしまうと身体と心がきつくなる。
そこまで頑張らなくても大丈夫。身体と心の病気にならないよう頑張りすぎない。」

病気になるまで頑張ることなんて、あってはいけない。
介護者はそれを忘れないでくださいね。

周りの人の力も借りましょう
それが、難しいのであれば行政に相談窓口がありますので、活用してみてくださいね。
それでも、一歩踏み出せないのであれば、介護施設には必ず生活相談員がいますので相談してみてくださいね。

介護者はそれを忘れないでください。

2心を豊かにするために「自分を褒める」

介護者の心を豊にするための良い方法は「自分を褒める」ことです。
介護をしている自分を受け止め
・嫌なこと
・辛いこと
すべてを受け止める。
そして
・起こったり
・泣いたり
・寂しかったり
・笑ったり
・喜んだり
色々な自分の感情に向けていることを受け止める。

すべての自分に「がんばっているね」と労い、褒めてください。

そして、高齢者の頑張っている姿を褒めてあげてください。
・お願いしたことを忘れなかったこと
・トイレを失敗しなかったこと
・身支度ができたこと
小さいことでも構いません、「凄いね」「さすがだね」「できたね」
単純な言葉で大丈夫です、心に響くことがあります。

3疲れた身体と心の細胞を活性化させるのは「笑い」が重要

私の介護施設では、利用者様に1回でもいいから「声を出して笑う」ことを勧めています。
笑いの効果は
・認知機能の低下予防
・血行・血流がよくなる
・免疫細胞ががん細胞とたたかってくれる。
・血圧がさがる
・自然治癒力が高まる
・ストレス解消
また、作り笑いでも効果があります。

介護は大変なのに・・・笑ってなんていられない
と思われる介護者もいるかと思いますが、作り笑いでも大丈夫です
1日1回は笑ってくださいね。

私が介護職になった20年前よりも、介護を必要としている高齢者が増えていると同時に介護者もふえています。
しかし、今は介護サービスも充実していますので、生活にあったサービスを受けられるようになります。
自分一人で抱え込まずに一歩踏み出してみてください。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。







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