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スターバックスのプラスチックストロー削減 <#2018.7.21 業界向けコラム掲載記事>

(本記事は、掲載当時のまま掲載しています)

ニュースなどで話題になった、スターバックス社のプラスチックストロー削減について、読み解きます。

スターバックス・コーヒー・カンパニー(米国)は、直営・ライセンス店と合わせて、グローバルで28000以上もの店舗を運営しています。グローバルなコミットメントとして、年間10億本以上のプラスチックストローを削減することを発表しました。
19年度中に北米(アメリカ・カナダ)、グローバルでは2020年までにプラスチックストローを削減していくことを目標としています。

世界自然保護基金のサステナビリティ研究開発兼自然科学ディレクターであるエリック・シモン氏によれば、プラスチックストローは海を脅かし、種の保全を破壊するものとされていると述べているように、いま世界的に問題になっている事案です。スターバックス社との新しい取り組みとして、消費削減のイニシアティブがとられ、これにより次なる企業がこの動きをフォローして実施してくれるようになることを期待しています。
また、これまでになかったスターバックス社としての取り組みとして、ゆくゆく99%のエシカル由来のコーヒーを採用していくことも目標としています。さらに、1000万ドルの予算を投じて、ホット用紙コップのリサイクルや堆肥促進(自然に還る取り組み)、2006年から始まっている家庭ゴミ繊維をカップ製造の10%に採用する試みを2022年までに二倍に促進すること、世界の20のも市場でLEED認証(エネルギーと環境デザイン・ 米国グリーン建築基準の環境性能評価制度規格認証資格)を取得した店舗を拡充すること、2020年までにグローバル規模で電力資料の62%をカバーする再生可能エネルギー証明を取得すること、またフードシェアプログラムを拡大させていくことなどを約束しています。

このような大手飲料サプライヤー企業の動きは、SDGs投資やフードロスの削減などにもつながることで、今後もさまざまな企業・業界で波及されていくことでしょう。
美容・健康業界でもニーズにあった形での積極的な展開が進むことを期待します。

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