フードロスの現状とサステナビリティ <#2016.11.25 業界コラム掲載記事>

(本記事は、掲載当時の内容をそのまま掲載しています)

食品産業にある環境問題の一つに、フードロスの削減があります。

ある専門調査によれば、グローバル規模でのフードロス削減目標は、2050年までに1/2にすること。
それは、このまま私たちが廃棄し続ければフードロスの総計が1.3億カロリーを超えると予測されています。
具体的には、食品消費と2050年までの供給のギャップの、おおよそ22%に近づくと言われています。
この目標に向けて、様々な活動団体や企業がグローバル規模で小さなステップが大きな変化となるように、さまざまに活動しています。

日本国内の場合では、事業系廃棄物では1,970万トンのうち、可食部分と考えられているのは330万トン。一般家庭では、870万トンのうち302万トンです。
『食品廃棄等の利用状況として、事業系廃棄物は食品リサイクル法に基づき再生利用し、家庭形廃棄物はそのうち57万トンのみが再生利用されており、大部分の813万トンは焼却または埋め立て処理となります。』
(出典:農林水産省HP)
ここで立ち止まらなければいけないのは、ご承知の通り。

フードロスの根本は、サステナビリティにもなり得ます。
サステナビリティの視点からフードロスの問題を見ると、バイオマスなどの再生エネルギー利用はいうまでもありません。
また、 フードロスをなくしていくには、「サステナビリティな食育」というのも新しいテーマになってくるのではないでしょうか。

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