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モーニング ページで始まる朝

10月だ。

新しい事を始めようと思う。20年以上前から、断続的に続けていた、モーニングページを再開しようと思う。

次男の死以来、モーニング·ページを止めたまま、5年が過ぎた。あまりに大きい負の感情は、書くことも憚られた。


私にとって、9月は特別な月だった。亡き息子の誕生日と命日の月で、この5年間、9月は、いつも特に悲しみに、包まれてきた。

今年は、少し違った。

昨日の5回目の命日に、決意が固まった。

息子の名のもとに、息子に恥じない行き方をする。

note毎日投稿 を2週間継続した。心を言語化し、継続する事による、良い成果をすでに感じている。ネガティブな気持ちでも、書くことによって、感情が扱いやすくなる。

もやもやして、掴みどころのない、霧のような感情は、理解するのも、解決するのも不可能だ。

書くことによって、霧は、バケツ百杯分の水分、といったように、具現化する。たとバケツ千杯分だとしても、コップ一杯ずつ、処理すれば、心は少しずつ軽くなるはずだ。

noteは人に読んでもらう前提での、表現手段だ。読んでもらうに値する文章を書く為に、よそ行きの服を着た自分を見せる感じだ。

モーニングページで、素の自分、裸の自分を、毎日書きなぐって見ようと思う。

モーニングページは、ジュリア·キャメロンが生み出した、新しい日記の書き方だ。

人間とはおかしな生き物で、たとえ、誰にも読まれないとわかっている日記にさえ、体裁やカッコつけをする。本当の弱い自分や、普段気になっている事を書くのは、実は難しい。

ゴミの様なくだらない、愚痴や心配事を書くのは、自分に対しても恥ずかしい。

しかし、とジュリア·キャメロンは言う。一般人の才能は、日常の生活から生み出される、大量のゴミのような感情の奥底に眠っている。だから、まず、そのゴミについて詳しく書いて、自分の言い分をとことん聞いてやり、処理し破棄する必要がある。

モーニング·ページは人に読ませてはならない。そして毎朝決まった時間に、3ページ書く。書きたくない時、書けない時も書く。書けない時は書けない、と3ページ分書く。書けない理由に深い意味があるかもしれない。そして、手書きで、止まらずに書く。

心配事や、他に対するネガティブ感情も、書いてしまうと、スッキリし、その感情に決着がついて、おさらばすることが出来る。

美味しいコーヒーを飲みながら、

モーニング·ページで始まる朝が待ち遠しい。

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