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憧れの場所で暮らす方法

ロサンゼルス在住のみゆです。

日本を離れる事を決意し、憧れの街、ニューヨーク行きの飛行機のチケットを手にした日から40年が経ちました。

アメリカで生活していると、日本や他国から、この地に移住した友人が多いので、海外生活をしている事が、特別な事と思った事はありません。

最近、日本のツイッター仲間に、ロサンゼルスで生活できてすごい、と言われる事が多くなりました。

そこで、私がどの様に、日本脱出の準備をし、憧れの地で生活してきたかを説明させていただきます。


ニューヨーク、 ニューヨーク

18歳の頃から、私はニューヨークで暮らしたいという夢がありました。

今は亡き版画家の池田満寿夫さんの自伝に影響されたのです。奥様のリランさんと共に、当時、まだ廃れていたソーホーのロフトを改築し、マンハッタンでクリエイティブに生きる様子が画家の目で、鮮やかに書かれ、18歳の私は虜になりました。

70年代後半、インターネットは勿論、コンピュータもファクスもない時代でしたが、私は書籍、映画、写真など、あらゆるものからニューヨークの情報を調べまくりました。

そして、住んでみたいと思うグリニッジ ヴィレッジについて、詳しく調べました。密かにジャズを勉強したいという夢があったので、ジャズクラブについても調べました。

地下鉄の仕組みやアパートの家賃等についても調べましたが、今の様なリアルタイムの情報ではありませんでした。

映画も音楽も全てアメリカ、特にニューヨークを題材にしたものに常に触れていました。英語は、特に勉強はせず、映画や音楽から吸収していました。


イメージ力が行動の原動力

明けても暮れてもニューヨークの事を考え、調べ、映画や写真と音楽で視聴覚を常に刺激していました。すると、ニューヨークに行きたいという夢が、絶対に行かなければならないという現実に変わります。夢が予定に変わるのです。

この時、ニューヨークの危険や闇についての情報も得る事になります。事実は事実として冷静に受け止め、危険に対する防御策や注意点について考えておく事も大切です。ただ、この部分は、知識として確保しても、決してイメージしてはいけません。

自分の行きたい、という気持ちに素直になる事は大切です。せっかく生まれかけた夢を、自分には無理だろう、という得体の知れない不安で殺してしまうのは、あまりにもったいないことです。

そして、行きたい気持ちをどんどん膨らませ、五感を使ってイメージし、顕在意識から潜在意識にまで気持ちを浸透させて行くのです。そうすると、知らぬまに英語の歌を覚えてしまったり、ニューヨークに住んでいる友人を偶然見つけたり、というシンクロが起こり、可能性が大きくなるのを感じるでしょう。


あなたの好き、を大切に

自分らしく、自分の想い描く場所で生きるためには、自分の好きという気持ちと、真剣に向き合う必要があります。心の奥底から沸き上がる、好き、という気持ちには、あなたの個性がたくさん詰まっています。

自分の中の好きが、溢れ出るのを感じたら、あなたの夢や計画を、信頼できる人に話してみましょう。思いがけない援助が受けられたり、偶然の連鎖で、夢が近付くかもしれません。

困難や不安も伴いますが、自分の出来る事にフォーカスし、自信のない時はそっと解決を待てば良いのです。好きという気持ちには、出来ないことも、出来るようにするパワーがあります。


好きと共に何処へでも

このようにして、私はニューヨークからハワイへ、ハワイからフロリダ、そして、現在ロサンゼルスへと移住し、好きな事をしながら生活しています。

何よりも大切なことは、自分を信じて、好きな事に真剣に向き合う。そうすれば、移住という、ちょっと大変そうな事も、想像以上に簡単に出来てしまうのです。


まとめ

①住みたい場所について徹底的に調べる。

②イメージできるように、写真や動画を利用して、できるだけ細かく、詳しく、具体的な場所の様子を得る。

③行きたい場所のことを常に考える。

④信頼できる人に、計画について話してみる。

⑤困難が生じたときは、気にせずに解決を待つ。 困難にフォーカスしない。

⑥ 夢が叶うまで、①〜⑤を繰り返す。




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