幸せの種を積み重ねていこう。


誰でも心が折れる時がある。

インテリアコーディネーターという
職業柄、『初めまして』で
お家の中へ入る。

インテリアやリフォームという
仕事は
お客様との「対話」が
先ずは第一である。


「何に困り」
「何を変えたい」
いわばお悩みを解決する仕事。

眼に見えるインテリアを
変えていくのだが
住まわれているお客様のニーズを
引き出す仕事でもある。

心理カウンセラーのような
側面もあるのだ。

インテリア…in=心の内面という意味が
インテリアコーディネーターには
含まれている。

20年前はお客様との付き合いの
バランスが保てないこともあった。

癖のある方や
容赦ない値段の交渉を
ぶつける方もいて
疲弊していた時があった。

「心が折れる」時は
例えばそんな時だと思う。


中には
お客様とのやり取りにが
キツくなり
この仕事を降りる方も
いるようである。

お客様の哀しい豹変

お客様のプライバシーを守る
仕事でもあるので
投稿するのには
少しためらいもあるが
さらっと…

どの業界の仕事でも
お客様を見抜く眼が
必要だろう。

フリーランスは1人で
こなさなきゃならない。

リスクを負わないための
鉄則もある。

ずばり!!

嫌なお客様は断れば良い!


この覚悟は
紆余曲折の経験を
越えれば出来るようになる。


この決断が出来るように
なれば恐らくハードルを超えて
適切な判断力となる。


とはいえ私の場合は
これまで、ご依頼の仕事を
断ることはほとんどなく
お客様には恵まれている。

そんななかで
悲しい出来事が起こった。

数年前、3回目のお仕事を
頂いたお客様の変化である。

最初からびりびりとした
神経質なところが?あるのは
わかっていた。

ある日、採寸にお伺いしたときに
いきなり怒鳴られた。

コロナ禍にあり
採寸を不快に思われたのか?
理由はわからない。

持病があり酷い時を経ての
今回のインテリアの仕事依頼だった。


久しぶりに
私は立ちすくんだ。

最初の時から感じていた
神経質な面は
職人さんには指摘されていた。


このままいけば
クレーマーになる可能性があり
非常に危ない状況なので


思案の末
お断りさせていただいた。

その方の心は常に泣いている。

私たちのような大人年齢になると
思うようにいかないことも
多々出てくる。

身内の問題や
自分の健康問題もあり
哀しいことも起こってくる。

その方はご主人やお子さんに
手厚くガードされ
ご自身の病気を嘆いている。

たとえどんな状況であれ
相手がどのような人であろうと

罵声や怒声をあげると
それは哀しいかな
自分に返ってくるのだ。

八つ当たりしている人が
今の日本には
とても多くなっていないか?

自分の気持ちをしっかり
自分でコントロール出来ないと
幸せには生きられない。

いつも
不平や不満を抱いていると
不機嫌な人になる。

お客様を失う形になり
残念な結果にはなったが


彼女は
元気にされているのかなと
ふと思い出している。

ささやかな日常に幸せを見つけよう!


朝起きて、ご飯を食べて
外の景色をみて
空を見上げて


暖かい言葉をかけれたり
人に親切にされて
嬉しかったり


身内を大切に思えたり
好きなことが見つかったり
推しの歌を聴いたり

これらのささやかなことが
大切な幸せの種になる。

そしてその種は花になり
ずっと幸せな私になるのだ。

日常をご機嫌にするのは自分自身!

日々何かに追われたり
忙しすぎたり

悩みに当たってばかりだと
気が付かない。

幸せの種は直ぐそこにある。

いつからだって変われるから!

扉を開けるのは自分!


少し人生を長く歩いた分、
数年間、忙しい自分で
余裕のない時を送っていたから
良く分かるのだ。

何時からだって変われる!


笑顔で、楽しんで、はつらつとした
自分でいたら幸せになる。

年齢は関係ない。


嫌な思いは脇に置いて
日常に眼を向ける事から
始めてみよう。


幸せの種探しから


ささやかなことの積み重ね。
「ありがとう」を身近な人に言ってみる。

シンプルなことを積み重ねた時
間違いなくあなたは変化しているはず。


幸せを創っていこう!