プチマクロビアンが薬剤師をしながら考えること その6 機械
プチマクロビアンが薬剤師をしながら考えること その6
認知症健康サポーター。プチマクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。
30年ほど前にマクロビオティックの世界に出会いその考え方を中心とした生活をしています。
7年間の修行を経て、仕事は薬剤師を選んで生きてきています。
調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』
わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。
今の調剤薬局では、処方箋の内容を、入力することで、
自動的に色々な作業をするという機械に頼ったお薬の準備が大きな割合を占めています。
自動監査システム、粉薬や錠剤の自動分包機、シロップ剤の自動分包機、軟膏の混合機など。
印刷物は、処方箋の入力通りに印刷されます。
処方箋の内容の確認が出来ていれば、処方箋通りに入力されているという確認が、
正確なお薬の準備を最速にします。
その機械化をすることで、たしかに作業効率は上がっているのですが、
その分機械の故障があった時のリカバリーが、
とても大変になります。
機械を使うことで、30分で済む作業は、手作業になると1時間以上かかることになります。
そこで、必要になってくるのが、応用力と適応力。
『代替え』をいかにしていくかということを、最短時間で考えて行動に移さなくてはなりません。
残された、活用出来る資源の最大限の活用。
焦って何も見えなくなってしまうか、一歩引くことで見えてくるものが出てくるかは、
は大きな違いです。
自動の機械の元でやっている作業の意味を正確に理解して、手作業になってしまったときに、
いかに作業効率を上げるか。
全体を見るという、マクロビオティックの見方が応用されるところです。
工程ひとつひとつに拘るのではなく、最終着地点から、考えるのも大切です。
機械のトラブル続きの1週間でしたが、全体を俯瞰する目を使うということを、
学んだ1週間でもありました。
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