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緊急事態宣言解除 薬剤師が考えること20200526

緊急事態宣言解除 薬剤師が考えること20200526

認知症健康サポーター。現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

新型コロナウイルス感染症拡大予防策のための緊急事態宣言が
約2ヶ月間施行され、解除になりました。

解除になって、いきなり何が始まるわけではなく、今までの延長線上が続いていきます。

感染症予防対策のための、
『手洗い』『うがい』『必要時にマスク』
を続けながら、生活が続いていきます。

薬局の業務として、この緊急事態宣言中、一番大きな変化は、
電話受診による患者さまへのお薬のご説明とお渡しのシステムが、
一気に始まったことでした。

外出自粛に伴い、病院に行かずに電話で受診をして、電話でお薬の説明を聞き、
宅配によるお薬のお受け取りを選んだ患者さまは、
今後、病院を受診して、薬局にお薬を取りに来ることになります。

条件付きながら一度始まったこの電話受診の制度が、全く無くなってしまうことはないでしょう。

場合によって、電話受診をして、お薬を送ってもらうという事が続くことは明らかです。

現在の技術では医学的検査全てを遠隔で行うことはできないため、
検査のために病院に行く必要はあるかと思われます。

検査結果によって、お薬の量を決めなくてはならない薬物治療が必要な患者さまは、
緊急事態宣言中も病院に通い続けていました。

そもそも、定期検査は、3ヶ月や半年に一回ですので、
症状が今のお薬で安定している方は、電話受診となれる方も多いかと思われます。

医療体制の変革時期が一気に加速するのを感じます。

薬局薬剤師も、この変化に順応して、
求められる患者さま対応を考えで行動していかなくてならないでしょう。

『コロナ禍』と呼ばれているこの時期に、アレルギー疾患や精神疾患の治療中の方で、
症状が悪化してしまった方が多く見られました。

そういった方々は、病院に直接受診をされていました。

緊急事態宣言が解除されたタイミングで、
症状が良くなる方、悪くなる方それぞれに、
どういった対応をしていくのかが良いのかも考えて、
行動にうつしていかなくてはならないと思っています。


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