母との時間〜足裏マッサージから『メカノレセプター』を知る
西暦2022年1月6日(木)
旧暦師走四日
小寒
芹乃栄(せりすなわちさかう)
今日は薬剤師の仕事はお休み。
年末年始は人混みを避けて、母とのお出かけを控えていたので、
今日は新年初スタバにお出かけ。
昨年の夏に3度の転倒を繰り返し、完全車椅子生活になって早4ヶ月。
認知症の専門医からのアドバイスで、
認知症治療薬である『メマリー』の服薬が、
副作用による鎮静効果だけが出過ぎているということで、
メマリーを中止してから、しばらくは活動的になっていたのですが、、、
それも段々と沈静化してしまい、
この年末年始は、自ら言葉も発することも、
自ら身体を動かそうとすることもほとんどありませんでした。
それでも何か身体に刺激を与えた方が良いかと思い、
足裏を我流でマッサージをしていました。
それを鍼灸の先生にお話しすると、
『メカノレセプター』を刺激すると良いというアドバイスを、
頂くことが出来ました。
『メカノレセプター』とは、、、
身体のバランスを保つセンサーのような役割を持つ感覚受容器のことで、
筋肉や腱、靭帯や関節包などに存在するそうです。
そして、特に足裏にたくさん存在しているとのこと。
この赤い部分👇
『メカノレセプター』があるおかげで
身体の傾き、、、
立っているところが斜面になっていることや、
靴に石が入っていること、
床が滑りやすいということ、、などなどを
感知することができ、脳へ、その情報を伝達することで、
脳は、どの筋肉をどう動かせば転ばずに済むかという命令を出すことが出来るということなのです。
高齢者の方が転びやすいのは筋力低下もありますが、
普段動くことが少なくなり、この足裏のメカノレセプターへの刺激が少なくなっているからとも言われているそうです。
足裏の刺激は間違ってはいなかったようです。
これからは『メカノレセプター』を意識して刺激をかけようと思いました。
また、高齢者に限らず現在の私たちの生活も
『足裏のメカノレセプター』への刺激が少なくなっているのではないかと思います。
『メカノレセプター』の感度が落ちることにより、
身体のバランス能力が落ち、普段の姿勢にも影響を及ぼす可能性もあります。
さらには、ある特定の筋肉への過剰な負荷と繋がって、コリや痛みが発生することになります。
『メカノレセプター』がしっかり働いてくれるようになるためには、
足底の筋肉の緊張を緩め、
踵(かかと)、母指球(親指の付け根の下)、小指球(小指の付け根の下)の
3点のバランスを整えて、足の指をしっかり動かせるようにすることが大切ともこと。
セルフケアとして竹踏みやゴルフボールなどを使って、
足裏の筋肉を緩めたり、リフレクソロジーも良いようです。
最近自分自身も、足首から下の部分のケアに気をつけていたことにも繋がりました。
母も自分も足裏を丁寧にケアしたいと思います。
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