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母と姉と過ごす時間はあっという間に過ぎていきます。

西暦2023年2月27日(月)
旧暦如月八日
小潮
上弦の月🌓

雨水
第五侯 霞始靆 (かすみはじめてたなびく)

西暦2023年2月24日(金)〜2月28日(火)
旧暦如月五日日から如月九日まで。

季節は刻々と巡ります。

七十二候は『雨水』の次候
『霞始靆 』となり早四日目。

春霞がたなびき始める頃となっています。

『靆』(たなびく)とは、
霞や雲が層をなして、薄く長く漂っている様子を表しているといいます。

『霞』とは、
春になり、冬の乾いた空気に比べて大気中に細かな水滴や塵が増え、
遠くの景色がぼんやりとかすんで見える現象をいいます。

そんな春が近づいているお休みの日に、、、
めっきりインドア派になっているので、母の面会にはできるだけ徒歩で行くようにしています。

片道25分ほど、帰りは寄り道をしながら歩いて帰ります。

先日の面会は姉と一緒に。

面会のために居室にあるフロアに上がると、母はリビングでまどろんでいました。

スタッフの方に車椅子を押されて近づいてきて、声をかけると、びっくりしたように目を開けて、
わたしと姉を見て、涙ぐみます。

2人揃ったところを見て、心なしか嬉しそうに。

一緒に母の部屋に行き、私と姉で話しかけていると、何やら話したそうに口を動かします。

声を出してくれますが、なかなか言葉にはなりません。

少し目をつぶったりしますが、また目を開けて頷いたり笑ったり、
わたしと姉の声を聞いて、嬉しそうにしているのが印象的でした。

手をさすったり、頬を撫でたりしながら過ごしていると、あっという間に時間は過ぎて行きます。

わたしと姉が帰る時にはまた涙ぐみます。

名残り惜しく、フロアの入り口まで、スタッフの方が車椅子を押して来てくれると、
なんと手を振ってバイバイをしてくれました。

スタッフさんに支えられてではありますが、お見送りをしてくれたのは、
本当に久しぶりでしたので、とても嬉しかったです。

帰宅してから、姉と母を一緒に写した写真を見ると、ちょうど背景になっている棚と置物が、
父が存命の頃に暮らしていたリビングと同じようになっていて、それも嬉しくなりました。

母と過ごせる時間を大切にして行きたいと改めて思う面会となりました。

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