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母と最後の整形受診でお出かけ

西暦2022年3月5日(土)
旧暦如月三日
啓蟄
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

季節は巡り、二十四節気『啓蟄』となりました。
七十二候は『蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)』

冬の間、土の中にいた生きものたちが春の陽気を感じとって、
ムクムクと姿を見せてくれる頃。

『啓』は、閉じているものを開くという意味。
『蟄』は、生きものが土の中にかくれているという意味。

春を感じる言葉です。

東京を含め、関東では、春一番が吹きました。

これからあたたかい日が増え、日差しも心地いい季節となっていきます。
そして春は環境が変化することが多くなる季節でもあります。

今日は、
母の、施設のお引越し前最後の整形の診察でした。

最近は、傾眠状態が多いと聞いていたので、病院に行くのも寝てしまうかな、、、
と思っていたのですが、朝、会った時からしっかりと起きていて、
車に乗ると、日差しを見上げながらキョロキョロとしています。
久しぶりに外に出たせいか、喜んでいるのかな、、と思いました。

病院に着いてからも、骨密度の検査まで、わたしの手を握ったり、
盛んにお話(発声)していました。
骨密度の検査は、背もたれのない椅子に座るのですが、
大柄の男性技師さんだったこともあり、母をヒョイっと持ち上げて椅子に座らせてくれました。

検査後、診察を待っている間も、わたしのマスクを外そうとしたり、
ラベンダーの香りの手指消毒スプレーをかけるとビックリしたりと、
楽しそうに過ごすことができました。

2014年5月に今の施設の自分の部屋で転倒し、大腿骨を骨折して以来お世話になった先生の最後の診察。

先生はいつも母に優しく語りかけてくださり、感謝しかありません。

母も先生のことが好きだったようです。

新しい施設への紹介状をお願いして、施設に戻りました。

帰りの車の中でもわたしの手を握ったまま。

施設に到着して、わたしが帰ろうとしても手をなかなか離そうとせず、
わたしの顔や服を撫でていました。

母と良い時間を過ごすことが出来、良い気分で、新しく入る予定の特別養護老人ホームの面談へ。

一度自宅に戻ってから、徒歩で向かいました。
ゆっくり歩いて25分。帰りは20分で帰ることが出来ました。

施設側の一番の心配は環境が変わることによる、
認知症の悪化で興奮して突然立ち上がって転倒リスクが上がると言うものでした。

新しい環境ではありますが、わたしの安心感が母に伝わると信じています。

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