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夏至に向けて、経口補水液を考える

西暦2022年6月19日(日)
旧暦皐月廿一日
芒種
梅子黄(うめのみきばむ)

日が長いと思っていたら、明後日にはもう暦は
『夏至』
一年で一番昼が長い日となります。

陽の気が極まり、その次の日からは昼間の時間が短くなっていきます。

日は短くなって行っても、これからが夏の本番です。

外を出歩くときには、直射日光へのあたり過ぎに十分気をつけて、
熱中症対策を忘れないようにしなくてはなりません。

脱水症予防のためにも経口補水液について理解をしておく必要があります。

ごくごく軽度の脱水症は、お水やスポーツ飲料で対応できますが、
水やスポーツ飲料では本当の脱水症には対応出来ません。

お水の場合、
大量のお水を飲み続けていると、細胞ので外側の液体(細胞外液)が、
薄まってしまい、血液中のナトリウム濃度(塩分の濃度)が低下して、
「低ナトリウム血症」低Na血症(希釈性低Na血症:水中毒*)の症状が出現してしまうことがあります。

また
スポーツ飲料の場合
電解質と糖質が含まれますが、経口補水液に比べてて、電解質が少なく糖質が多いため、
補水効果および補水速度が十分に得られません。
進行速度は遅いですが、大量に飲み続けると、お水同様に低Na血症を発症してしまいます。
また、糖分が多く含まれているため、高血糖や口渇感が増強されることも考えられます。

*水中毒(低Na血症を)
命が危険になることも。主な症状として、めまいや頭痛、多尿・頻尿、下痢などがあげられます。

手作りの経口補水液のレシピの例として、
水:1,000mL
砂糖:20~40g(ブドウ糖10~20g)
塩:3g
(レモン1/2個分またはグレープフルーツ1/2個分の果汁)

これは、実際に脱水症になってしまった場合に対応出来るレシピです。

脱水症予防としても再三ご紹介させていただいていますが、
ただのお水よりもスポーツドリンクよりも『経口補水液』です。

簡単な脱水症予防の自家製経口補水液の作り方を再びご紹介させていただきます。

お水に
糖分として100%ジュースを少々
(100ml位を時間がある時は製氷皿に入れて凍らせて使います)
ミネラルたっぷり天然焼塩を少々(約1g)
入れるだけ。(ほぼ適当)
(おおよその量の目安は、
1ℓのお水に対して砂糖小さじ2〜3、塩小さじ1/3です)

普段持ち歩くマイボトルの中身を、これからの季節は自家製の経口補水液にしてみるのも良いかもしれません。

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