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マクロビアン薬剤師 潮干狩り〜養生食として使われるあさり

マクロビアン薬剤師 潮干狩り〜養生食として使われるあさり

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦弥生十六日
穀雨
霜止出苗
西暦2021年4月26日

27日は満月となり、潮は大潮となります。

春の今の時期は、満潮と干潮の差がとても大きく、
しかもお昼ごろに潮が引くので、潮干狩りにとても良い季節となります。

潮の満ち引きは『起潮力』によって起こると言われています。

この『起潮力』とは、月や太陽が及ぼす引力のこと。

特に月は他の天体から見ても、最も地球に近く、その分影響力も大きくなります。

『起潮力』は、丸い地球をラグビーボールのような形に変形するように作用しています。

それによって海水が移動し、潮位の高いところと低いところができます。

潮位が上がりきった状態が『満潮』、下がりきった状態が『干潮』

天体の動きによって、満潮と干潮の差がとくに大きくなるのが春と秋。
秋は必ず潮が引く時間帯が夜となりますので、潮干狩りには適さない季節となります。



潮干狩りは、古来から楽しまれていて、
レジャーとして潮干狩りが人気となったのは江戸時代初期のころだったとか。

とはいえ、わたくし自身、『潮干狩り』をしたことがありません。

マクロビアンの普段の食卓には並びませんが、動物性のものの中では、
比較的摂取しやすい貝類の中の『あさり』

薬膳の食材としても血行を良くして水分代謝をアップするものとして使われています。

身体の余分な熱を冷まして、ほてりを鎮め、余分な水分をとって尿を出しやすくするので、むくみにも効果があります。

肝の働きを良くすると言われているので、春のイライラや五月病の予防にと、養生食としても登場します。


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