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ロンドンでの写真展「Japan, outside Japan」スタート

3月7日(木)より、ロンドンのDaiwa Anglo-Japanese Foundationでの写真展「Japan, outside Japan」がスタートしました。
この写真展は2つのスペースを使い、1つには「Dear Japanese: Children of War」、もう1つには「Michinoku Homeward: Walking towards the Northeast」という写真作品を展示しています。

「Dear Japanese: Children of War」は、ここオランダで出会った「戦争で生まれた子どもたち」のポートレートを使ったドキュメンタリーです。1942年から3年半の間、日本軍が占領したオランダ領東インド(現インドネシア)で多く生まれた、父が日本人という人々を捉えています。「戦争の子ども」ではあるが、彼らに戦争の記憶があるわけではなく、「敵の子」としての宿命で生まれ育った日系オランダ人たちと向き合うことになる写真展です。

「Michinoku Homeward: Walking towards the Northeast」は、東日本大震災からちょうど10年経った2021年、大きな反対もあった東京オリンピックまで間もなくという混乱を抜け出し、「みちのく」「道の奥」である私の生まれたふるさとの山形までひたすら400km歩いた記録です。松尾芭蕉、明治に入ってすぐはイギリスの旅行作家、イザベラ・バードも歩いた道。この道中でであった人々の姿、様々な景色、そしてこの歩き旅を決心させた東北の原発事故の場所である福島県浪江町と双葉町の風景を写真で記録したものです。


「Dear Japanese: Children of War」


「Michinoku Homeward: Walking towards the Northeast」
(どちらの会場写真も、Daiwa Anglo-Japanese Foundationによる撮影)

この2つのドキュメンタリー写真シリーズを観覧できる「Japan, outside Japan」は、5月20日までの開催です。
また、4月16日(火)には、英語でのオンライントークがあります。ご興味のある方は、ぜひお申し込みください。

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