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緊急事態に思うこと。ちょっと真面目に。

2020.04.15. 杏太 / ホタル

ホタルのメンバーはみんな就職して働いているんですけど、コロナでこういう状況になって、俺は逆に仕事が忙しくなっちゃって。忙しくてストレス感じてます。

それに、ライヴがなくなった生活ってこんなにバランスが悪いんだというのも痛感してます。これまで、だいたい月に3、4本はライヴをしてたんですけど、それがなくなると、自分の比重がこんなに仕事にいってしまうんだと思って。途端にストレスを感じるんだなっていうのは大発見でした(苦笑)。

ホタルは、4月29日のワンマンから今年のライヴを再開する予定で、その後のライヴも決めてたんですけど、今はもう6月初旬の3本くらい延期を決めました。2、3週間ぐらい前にメンバーでミーティングをして決めたんですけど、いまだに引きずってます。

ツラさというか、ああ本当にやれないんだなって実感するというか。結構気合いを入れてスケジュールを切ってたんで、虚しい感じです。自分の中で、ホタルのライヴは一番重きを置いてたから。ホタルができないというのは引きずりますね。

4月29日のワンマンでCDを出して、こういう風にお披露目して、次は…っていうのも考えてたんです。当初はここまでこの状況が長引くとは思ってなかったから、CDは次のライヴで売ろうと思って発売は延期にしたんですけど、今どうするか考えているところです。

ホタルは働いてるんで、生活の基盤のお金は得られるんですよね。でも、バンドを主軸にしてる人とか、ライヴハウスの経営とか大変なのはわかってるんで、何かできないのかなとも思います。自分が大事にしてる場所に対してだけでも、何かやれないかなとか。バンドの売り上げを寄付してライヴハウスが生き残ってくれるんだったら嬉しいから。どんな形でやれば、お互い気持ちよくできるのかなってそういうことは絶えず考えてます。

お客さんに対しても、YouTubeチャンネルを持ってるんで、ライヴの映像をアップするぐらいはできるかな。スタジオでやった新曲を披露するとか。それを暇つぶしに使ってほしいし、それでちょっと元気出たとか思ってくれたら最高だし。Twitterでギターを弾いたりとかもできますよね。その一瞬でちょっと癒されてくれたりしたらいいんで。俺も好きなアーティストとかバンドがそういうことをやってくれると嬉しいから、なるべくそういうことはしたいです。

また楽しくライヴができるのはいつなんだろうと思うけど、こんな状況でも、俺は自分とかバンドを宣伝できると思ってます。みんな、SNSとかYouTubeとかをよく見るようになってると思うから、そこでフラッと見てくれた人が気になってくれたら嬉しいし。そのためにどうするかちょっと考えたいですね。

編集長の日記
今日も一日いいお天気でした。暖かかったようですが、部屋にこもっていると案外わからないものです。郵便受けさえのぞきに行かなかったのですが、そろそろ布マスクが届いているのかしら…。

インタビューという形を通して、アーティストがSNSなどで直接届ける言葉には乗らない“何か”を届けられたらと、コツコツがんばっています。その“何か”を受け取れた、と感じてくださったらぜひサポートをお願いします。大きな大きな励みになります。