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Soanの4月29日

2020.4.29. Soan / Soanプロジェクト

自粛期間に新しく始めたことは、やっぱりありますね。時間もあるし、気分転換もしたいじゃないですか。それで、映画を見ようっていう気分になっちゃったんですね。もともとAmazon Prime会員ではあったんですけど、映画を見ることが全然なくて。映画館からはすごく足が遠ざかっているんです。少なくとも2016年からSoanプロジェクトをやってた3年間は、一度も映画館に足を運んだことがないと思います。

それが映画を見ようという気分になって、一番最近見たのは、『Fukushima 50』です。考えさせられるものがありましたね。今の世の中にも通ずるものがあるなと思いました。

原発事故の現場で起きていることみたいなのが、今、医療崩壊とか言われてる病院とかと通ずる気がして。国の対応 VS 現場で一生懸命働いている人たち、みたいな関係性とかも重なる部分があって感慨深かったです。昔、『踊る大捜査線』ってあったじゃないですか。あれにも通ずるものを感じましたね。改めて現場の人はすごく頑張ってるよなって思いました。

家族愛も描かれてるんですけど、そういうシーンでは、年齢を重ねて涙もろくなったのか、簡単に涙が出ましたね。現場で働いている佐藤浩市が生きて家族のもとに帰ってきたときに、佐藤浩市のお父さんが、お前生きてたんかって声を震わせた瞬間にぐっときました。生きて仕事を全うして、家族のもとに生還してきたところが、思わず涙がこぼれてしまったポイントでした。

ほかにも見た映画はあるんですけど、『Fukushima 50』は友達に勧められたから見たんですよね。“これ、たぶん合うんじゃない?”って感じで言われて。それで見てみたら、すごいのめり込むように見てました。

映画を見ることと、ほかに自粛期間にやり始めたことは料理ですね。俺、本当に不器用で、全然手を出してこなかったジャンルが料理なんです。だから全然初心者なんで、たいしたものは作らないですよ。具材を買ってきて炒めるレベルです。この間、オムライスに挑戦したんですけど、卵を半熟にするのがかなり難しかったですね。

今日料理をするかはまだ考え中です。(取材は17時頃。その後、オムライスのリベンジに見事成功した写真が届きました!)

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料理を作ってるときって、あんまり何も考えずにいられるというか、感覚で楽しめるというか、そういうところがいいですよね。意外と面白いものなんだなって、今になって気づいたのかもしれないです。

編集長の日記
本格的にGWが始まったせいか、いつもより人が多いような気がしました。ステイホーム週間のはずなんですが、意外なほのにぎわい。このままで大丈夫なんですかね???
コロナの大騒動に巻き込まれているうちに、もう5月が目の前で、今年があっという間に終わる予感がします。家で自粛していても、何をしていても、時間の流れだけは確実。絶対的。それを心に留めて忘れることのないように。

インタビューという形を通して、アーティストがSNSなどで直接届ける言葉には乗らない“何か”を届けられたらと、コツコツがんばっています。その“何か”を受け取れた、と感じてくださったらぜひサポートをお願いします。大きな大きな励みになります。