海の青は空のひかりに照らされるために
深く 青く わたしの海は
ひかりの空に 照らされる
ひかりは 水面で氷結し きらきらと
悲しみの波打つとき 悲しみがかたちとなって はじけた
よろこびの波打つとき よろこびがかたちとなって はじけた
波はどこからくるの?
深く 青い 底知れぬ暗がりに渦巻く
わたしのなかの 未だ見ぬ 海流
それを垣間見るために わたしは ‘ ここ ’ にいた
うつりかわる 太陽
朝のひかり 昼のひかり 夕暮れのひかり
一刻一刻 時代時代をとおして 照らしつづける
それは わたしの まなざし
もう片方の海を見つめつづける・・・
いま 空に舞ったカツオドリが
眠れる海の まどろみの魚と 交差する
燃え上がり そして ふたたび 漆黒の夜が訪れた