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自宅オフィス化計画
シゴトより踊りたかった最初の1ヶ月
新型コロナウィルスの波がじわじわと・・・これはそろそろ本格的にマズイんじゃない?な時期に差し掛かった2020年3月末。
「ゆりこが会見すんだってー」「移動制限〜?」「これ、リアル『翔んで埼玉』じゃん」「あ、AmazonPrimeで見られんでしょ〜♪」そんな会話を交わした金曜日を最後に、完全リモートワークに突入することになった。
↑そんな出社ラストデーのランチ
社内はもともとVDI環境が整っていたこともあって、この状況下でわざわざ出社する必要ないよね?と思っていた私たち。周囲には2月頃からリモートにシフトしていたメンバーも多く、全社的にリモート推奨されたことは大歓迎。リモワ万歳! 通勤リスク回避したい!という思いが強く、自宅の環境を整えるなんて点には全く考えが及んでいない。Wi-Fiあるから大丈夫〜♪くらいにしか捉えていなかった。
取り急ぎ。一時しのぎ。自宅でもともと使っていた小さなテーブルの上を片付け、折りたたみ椅子を引っぱり出してリモワスタート。
じきに政府の緊急事態宣言が出され、そこここで「テレワーク」が叫ばれる世の中に。この辺りから本格的に世界は変わり始めたような気がするのだけれど。それでもまだ。
出口が見えない状況ではありながらも、リモワがここまで定着するとはまだ誰も予想していなかったように思う。少なくとも私は考えていなかった。
自宅の大片づけが始まったのは、そんなおシゴト環境・・・のためではなく。
違うんかい。
趣味で通っているダンススタジオ。レッスンも段階を追って(検温・書面による健康チェックの上で入室可、予約による人数制限など)とうとうスタジオが全面的にクローズされる事態に。
数日後には、個人でインスタライブなどのレッスンを開始する講師陣が現れ。これまでリアルでスタジオ展開していたスクールも、続々とオンラインレッスンを提供し始めてくれた。オンラインでのみ展開する新規サービスもいくつか立ち上がり。
そりゃ見るでしょ。受けたいよね。
で、ここで困るワケですよ。
狭い我が家。
踊るスペースがなーい!
ストレッチや軽い筋トレくらいならこれまでも自宅でしてきたけれど。自宅で踊る前提なんてなかったし。ターンするだけでもどっかにぶつかるレベル。
部屋をぐるりと見渡し。
えーい! いっそあれもこれも捨ててやる〜! とにかく1cmでも広く動けるスペースを確保するのじゃー!
そんな緊急ミッションのもと、断捨離祭りなゴールデンウィークが過ぎていったのでした。
デスクくらいあってもいいんじゃない?
ひとしきり断捨離を終え、空間を縦使いするようにレイ変してみると。
まぁ、踊れるスペースが劇的に増えたわけではないけれど(そもそもが狭い)、前よりは少し大きく動けるようになったかな・・・と。そしてあることに気がつく。
あ、この上(の空間)、まだ使えるな。ココにうまく収まるサイズを選べば、机置けるんじゃなかろーか。奥行きが浅めのものなら置けるよね、と。
ほぼノートPCの幅くらいしかない小さなテーブルで業務をこなすのに、不便を感じ始めていた時期。いや、そんなことは最初からわかってた。わかってたけど、リモートで稼働できるんだもん! いいじゃない、それで! 自分に言い聞かせていたけれど。そろそろ嘘が通用しなくなってきた頃。
そして緊急事態宣言延長を受けG.W.明けには、当面リモートが推奨されることが決まる。この時点ではいったん5月末までだったから、まだ一時的な対応という感じがしていたかな。
デスク環境の悪さを感じつつ、スペース的にも何とかなるかも・・・と。それでも大ぶりな家具を増やすことには抵抗があり、勇気がいった。予算もそんなにかけたくないしなー。迷いながら、モノを物色しながら時は過ぎ・・・。
数日の後。宣言解除とともに出社せよと言われてリモワが早々に終わったとしても、デスクくらいあってもいいんじゃないか。プライベートの調べものなんかも、ローテーブルで姿勢悪いまましているよりいいじゃない!
と、勢いでポチることに。
そうしてめでたく我が家にデスクが導入されたわけです。
さすがに椅子はねー・・・
購入したデスクはというと。サイズ、高さ、折りたたみ式、ラック付き、あれこれ見たものの、最終的には奥行き浅めのシンプル(折りたたみもできない)なモノに。
いざ使い始めてみると、安定感のあるデスクは超快適! 周りにいろいろ置けるし、頬杖だってつける。(やっぱり姿勢悪いやん)
迷ってないでさっさと買えばよかったー!!
めでたしめでたし。
ここで満足したはずでした。
椅子はといえば、いまだ折りたたみ椅子のままです。作りとしてはパイプ椅子と同じ構造のやつ。まぁ快適・・・なわきゃない。1日そこに座っているのは正直ツラい。けれど。最近外に出なくなって動かなすぎだし、座りっぱなしはよくないって言うしねー、と。逆手にとって、席を立っては部屋をウロウロしてみたり、ストレッチしてみたり。
だってだって。
くるくる回る、高さも変えられる、背もたれだってしなるオフィスチェアは、私にとってあまりにハードルが高かった。容積がデカすぎる。使わない時もたためないとなると嵩張る。そして重い。むむむっ。
しかしそうこうしているうちに、リモート推奨がなんと9月末まで延長された。
え? 2Q末? まだ1Qも終わってないのに?
ちょっと驚いたけれど、会社側の早い段階でのこの判断には感謝しかない。
またも迷いながら、モノを物色しながら時は過ぎ・・・。1Qが終わる6月末頃には、これまただんだん自分に嘘がつけなくなってくる。少なくともあと3ヶ月はこのままなんでしょー。。。
・・・・・。
ええ〜い! ポチ。
こうしてまた家具を増やしてしまった・・・。が。昨日までの迷いは何だったのかというテンションで待ちわびること数日。
来った〜ん♪ キャスター付きのくるくる回るオフィスチェア!
あー、もうめっちゃらく〜!!
横にも後ろにももたれられるし、座ったまま軽いストレッチもできる。なんなら座面であぐらだってかける!(それじゃローテーブルの床生活の時と同じじゃないか) うんうん、これは良いお買い物でしたよ。
環境は大事ですから・・・
というわけで、極力スペースと予算をおさえたコンパクトオフィス化(単に机と椅子を買っただけなんですけど)までの道のりでした。
コロナの波は「会社」という場所に縛られる意識を一変させ、リモートワークを一気に推進。業種・職務などによって、定着したところと、一時的にで終わったところとあるようだけれど。私自身はランチにお寿司を食べたあの日から一度も出社しておらず、我が勤務先は10月以降もリモートが続きそうな予感。
そして。オンラインでのダンスレッスンもすっかり定着。いろんな先生のレッスンを気軽に受けられる、という楽しみは増えたけれど、依然、おうちで踊れる満足なスペースはありません。無念・・・
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