自己紹介
こんにちは
すでに2記事書いた後ですが改めて自己紹介をさせていただきます。
よろしければぜひお付き合いくださいませ。
私が初めてギリシアに惹かれたのは中学生の時でした。
休み時間には毎回図書館へ足を運んでいて、本を通していろんな世界を旅するのが好きでした。
エジプトのミイラやシュリーマンのトロイア発見など考古学系の本を手に取ることが多かったように思います。
そしてある日たまたま手に取ったギリシア神話の本に心を鷲掴みにされました。
自分勝手でトラブルばかり起こす自由気ままな神様たち、海を渡り怪物と戦う英雄たち、悲恋の運命に襲われる恋人たち、初めて知っていくギリシア神話にワクワクが止まりませんでした。
知れば知るほど面白いのでたくさんの本を読みました。
高校生になってからは公共の図書館にも足を伸ばし、本を読んでいたので
有名な話であればひと通りは知っているという状態になりました。
世界史の授業では先生の代わりにクラス全員に説明することもありましたw
今思うととても下手くそな説明だったなとは思いますが。
そしてギリシアに行きたいという思いが湧き上がり、
ギリシアに行くなら現代ギリシア語を学ばなければと
現代ギリシャ語の入門書を買って一人で勉強していました。
そしてちょうどその頃、ギリシャ経済が崩壊しますwww
もともと海外旅行に行くような家庭ではなかったため、
ギリシア行きも「いつか」という未来への希望として考えてはいたのですが、
それでもこの経済崩壊は、知った時には「夢が遠のいた」と思いましたw
そして大学受験でどんどん時間がなくなり、ギリシア語やギリシア神話が好きだったことも徐々に忘れて、大学生になりました。
大学では演劇を専攻し、たくさん舞台を経験しました。
上手ではありませんでしたが、失敗ばかりの楽しい日々でした。
卒業論文に選んだのはギリシア悲劇エレクトラの比較。
もっと頑張ればよかったといまだに後悔しています。
しかしこの時の後悔が、のちに私を引っ張り上げてくれることになります。
大学卒業後はオーディションを受けたり劇団に入ってみたり、
とにかく舞台への出演とそのための裏作業に追われていました。
自分でも仲間を集め、演劇団体を立ち上げ、とにかく楽しいながらも忙しい毎日でした。遊びにいける日も珍しく、この頃は仕事と演劇の稽古と事務作業に追われ、本当に趣味すらない(趣味に使える時間がない)状況でした。
そんな時間を過ごす中で、もう一度「自分にとっての演劇とはなんだろう」と考えた時、唐突に
「ギリシアに行きたい」
という言葉が自分の口から出てきました。
頭で答えを出すより先に、言葉が出てきたような感覚でした。
行ってどうなるかも見えない状況でしたが、
実行するには今のままではいけないというのは事実でした。
この当時はかなり悩みましたが、
それでも一度演劇の活動はすべてお休みすることを選び、
演劇がやりたいのに演劇を休むというジレンマを抱えながらも、
英語の勉強とお仕事に励みました。
そしてついに、ギリシアへ。
(今思うと、無理矢理にでも行動しておいて本当に正解だったと思います。この一年後世界的なコロナウイルスの流行に見舞われ、国内移動すら躊躇われるようになってしまったのですから。。。)
ギリシアでは遺跡巡り、博物館巡りをしました。
特に行きたかったディオニュソス劇場(古代の演劇祭が行われていた場所です)や、現代上演の行われているエピダウロス劇場での観劇も果たしました。
正直よく生きて帰れたなというほどの無知さで行動してしまったのですが、
経験こそ最大の財産という言葉には今では大いに賛同します。
そして帰ってきて感じたことは、
「一緒にギリシア演劇を楽しむ相手がいない…!!」
ということでしたw
まあ、そりゃそうです。
私が好きなだけで一般的にはさほど重要ではありませんからね。。。
それでも幸いコロナウイルスの蔓延から世界中でオンライン化が進み、
家にいながら海外の舞台映像をたくさん見ることができたり、
初めてエピダウロス劇場での演劇が生配信されたり、
関西や東京で行われている勉強会に参加ができるようになったり。
正直コロナウイルスによって苦しい思いも沢山して、
それは今も続いていることではあるのですが、
それでもなんとか前に進まなければという思いでこの一年を過ごしてきました。
そしてようやく、ずっとやりたかったギリシア演劇の勉強会を始めました。
なかなか一人では読む機会の持てないギリシア演劇も、人と一緒ならきっと楽しいひとときになると、思っています。
そしてまだまだ勉強不足ではありますが、
私は古代ギリシアだけでなく、今のギリシア共和国の歴史にも大変魅力を感じています。
多神教の神様がいた土地がキリスト教化され、さらにはイスラム教の建物が並びそれが壊され古代ギリシアに懐古させられそれら様々な歴史を経て共和国へ
ものすごく雑な説明ですがこんな部分にも私は心を惹かれてしまうのです。
まだこれからも、コロナウイルスとの共存は続き、制限のかかる日々の生活が予想される中で、どの程度やって行けるかはまだ自分でも未知数ですが、
こんなにも魅力あふれるものを自分ひとりで味わうには、勿体無さすぎる!
そして出来ない!というのが正直なところです。
長々書いてきましたが、これからも少しずつ、
ギリシアの魅力発信を進めていきたいと思います。
少しでも気にかかった方がいらっしゃったら、
きっとそれがギリシア沼の入り口です。
「ようこそ」
一緒に楽しみませう♪
www
お読みいただきありがとうございました。
ぜひとも応援よろしくお願いいたします!!
ではまた
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