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小さな春探し♪

 先日図書館で、『空の名前 / 写真・文 高橋健司』の本を見つけました。自分のスマホの写真アルバムと似たような空の写真がたくさん載っていて嬉しくなりました。
この本は、1.雲の章、2.水の章、3.氷の章、4.光の章、5.風の章、6.季節の章と六つの章に美しい写真と名称がぎっしりと詰められていてどこの頁を開いても興味深いです。

立春を過ぎると暦のうえではもう春。立春以降の寒さは冬が残していったものとして、余寒(よかん)といい、残暑の対語だそうです。
春を待つ気持ちが感じられる言葉です。

春の訪れを感じる光の春という言葉もこの時期に使うそうです。
春を待ちわびる気持ちが伝わってきます。
季節の言葉は身近な小さな変化を気づかせてくれるので、一つでも多く知りたいです。


東風(こち)
「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花、主なしとて春な忘れそ」 菅原道真の歌以来、東風は春を告げる風として有名です。けれども、東風と呼ぶ例は比較的少なく、その上に何らかの名詞や形容詞がつくことの方が多いようで、それによって意味も変わってきます。
雲雀東風(ひばりごち)、へばるごち、あめごち、鰆ごち、桜ごち、梅ごち、正東風(まごち)、強東風(こわごち)などがあります。
空の名前 風の章より


『東風吹かば〜』は菅原道真が庭の梅の花に別れを惜しんで詠んだ歌です。
(私がいなくなっても、春が来るたび忘れることなく、梅の木よ、芳しい花を咲かせておくれ)

改めて読むと、寂しさがあふれる歌だったのですね。

梅ごちを感じながら、早速春を探しに出かけました。


福岡城跡
桜が満開になるころ、お花見で賑わいます🌸


ちらちらと咲いている梅の花、すぐにみつけました。風が吹く青空に気持ちが持っていかれてしまう(´∀`)


梅と青空
徐々に膨らんでいく蕾たち


梅と青空Ⅱ
桜の木の下の梅は満開でした


今日は身近な春探しをするはずが…(^^;
空を撮る♡


見たままを切り取った一枚。


凛とした水仙は冬の花 
わちゃわちゃとおしゃべりしてるみたい^ ^


光と影


大きなカメラを真剣に覗きながらたくさん撮られていたので、どんな写真をとっているんだろうと話かけてみました。
見せて頂いたカメラ画像には、とっても輝いてる梅の可愛らしい、美しい姿がたくさんありました。梅の花が笑っているようにも写っていたからとても不思議です。
このレンズにはこのSDカードをとか、レンズやカメラの相性とかもあって…と試行錯誤しながら趣味を楽しんでいるよと話してくれました。写真を撮ることが今の趣味で、アナログ派なのでパソコンは使わずにSDカードから色々切り取りながらプリントしたりポストカードにしたりしているそうです。身体が動ける間はたくさん写真を撮って、動けなくなったらその写真で絵を描いていきたいそうで。
聞いてるとなんだかじ〜んと胸が熱くなり、自分を大事に生きるっていいなぁと思った瞬間でした。

梅と青空Ⅲ
梅の花、可愛く撮れてる⁈


春はここに


朽ちていく木 
その先端にはこんなにもたくさんの蕾が。



春はもうすぐ


綻び(ほころび)


かたく結ばれていた蕾が少しほどけはじめて,やがて満開に。「綻び」が愛おしいです。


この長〜い雲 気になります♡


遠くには福岡タワー
いつも見上げる空が広がってました


お腹が鮮やかなオレンジ色の小鳥がひとり遊んでました。
見えますか?


スマホズームではこれが限界
望遠カメラだと撮れるのかな⁈(^^)


調べてみると、"ジョウビタキ"という名前で、主に冬鳥として日本にやって来る野鳥のようです。


この日はパパさんと一緒に出かけたのですが、
パパさんは梅の花も写真も青空も興味がないようで早々に飽きてました。

来た道を戻りましたが、帰り道に眺めた梅の木は光っていてぷっくりした蕾がとっても可愛く見えました。
これはきっとカメラマンのおじさんのおかげだと、思います。

今週末の2/10(土)11(日)「福岡城 梅まつり」があるそうです。
どれくらい咲いているかなぁ♪
また行けたら行ってみたいです。


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