おふくろの味

今日の夜ご飯は手羽元のから揚げでした。うちは子供たちが食べやすいようにチューリップ型にします。次男が大好きで、最近は長男よりも食べる食べる。大人顔負けの食べっぷりです。

手羽元のから揚げを作ると、実家を思い出します。

今思い返すと、うちの母親はあまり料理が好きではなかったのだと思います。フルタイムで働いていたから大変だとは思いますが、普段の夕飯は惣菜も多かったし、学生時代の半分以上は購買等ででパンを買っていました。中学生の時に友達の家に泊まりに行った時、手作りのコロッケが出てきて驚いた記憶があります。それまで、コロッケや餃子は家で作れないと思っていたからです。(うちで出てくるコロッケや餃子はお惣菜だったので)

そんな母が運動会や誕生日、お正月等によく作ってくれたのが手羽元のから揚げでした。

市販のから揚げ粉を使って揚げたものでしたが、私はこのから揚げが大好きでした。楽しい行事にしか出てこない、特別メニュー。他にも薄焼き卵が入ったサンドイッチや、塩の代わりに醤油をまぶして握ったおかかおにぎり。干ししいたけの出汁の味がきいたお雑煮。懐かしい実家の味です。

私は料理が嫌いではありませんが、あまり凝ったものは作れません。でも、息子たちの美味しそうに食べる姿を見るのが楽しいので好きなものを作りつつ、野菜を忍ばせて栄養を考えつつ毎日献立を考えます。時には惣菜もつかいながら。

大人になっても覚えていてもらえるようなおふくろの味、たくさん作りたいな。



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