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【ハワイ留学🌺学校紹介】失敗しない語学留学の秘訣(第2部)

前回は私がハワイに移住してすぐに通った語学学校、CPCの紹介でした。今回はその後に編入した

カピオラニコミュニティーカレッジ(KCC)【約1年8ヶ月2018夏〜2020春】

についてお話しします。

私はハワイ移住時、英語の基礎もスピーキング力もゼロに等しかったので、1年では自分の理想とする英語のレベルには到底到達しませんでした。正直、思い描いていたもの(半年くらいでペラペラになる)とのギャップがありすぎてすごく悔しかったし何度も落ち込みました。

そこで私は決意したんです。「私の納得する英語力になるまで日本には帰らない」と。さらなる英会話力アップを目指したいと思って次の目標にするのが、ローカルのカレッジに挑戦し、ディプロマを取得する事でした。語学学校ではインプットアウトプット量共に全く足りてないと気づき始めたからです。

語学学校:CPCをちょうど1年通い終えたたタイミングで、カピオラニコミュニティーカレッジ:KCCへ編入します。留学生をサポートする「ホンダインターナショナルセンター」に訪問して、覚えたての英語で入学までの段取りを一生懸命聞きました。(実際こういうやりとりが一番会話力アップになる!)すぐ学校側から書類が通過したとEメールで連絡があり、無事編入手続き完了。英語と数学のクラス分けテストを受け、結果、初のセメスターは留学生のための準備クラス、ESOL 94(アドバンスクラス)に入りました。

(補足:このESOLやESLというクラスは留学生のための英語集中クラスでフリーライティングテスト結果によって4段階のクラスに振り分けられます:ESOL197 (初級)→ESOL92(中級)→ ESOL94S(上級)→ESL100とあり、振り分けられたクラスからESL100までパスして初めて、留学生クラスからローカルの学生のプログラムに移行できます。)

KCCの時に初めて、英語でのエッセイの書き方というものを学びます (Intro→Body→ Conclusion の流れや Thesis: 主張、Hook:つかみ などのエッセイ用語もこの頃初めて聞きました) 。アカデミックな用語なんて語学学校ではほとんど習わないしエッセイの構成なんかもちんぷんかんぷん。本当に苦戦しました。でもここで気づいてよかったんです。これから何年も続くアメリカ大学生活って論文を書かずしてパスすることが不可能だからです。


専攻

数ある専攻の中からLiberal Arts を専攻しました。この時、特に何かに特別興味があったわけではなく、色んな科目を勉強しながら後でしっかり専攻を決めたかったのでリベラルアーツにしました。ハワイ大学に編入の際に移行できるクレジットもたくさんとれたので結果的にリベラルアーツにして良かったです。


学費

KCCの1年間の学費は$8,280でそこそこリーズナブルですね。先生の質も高く、値段以上の価値があったと私は思います。奨学金の種類もたくさんありますので事前にチェックしてくださいね。

キャンパス

ダイアモンドヘッドの目の前。自然豊かでピースフルな雰囲気です。

受講クラス

ここで私がカピオラニコミュニティーを、英語集中コースから約一年半で卒業するまでの経緯と受講したクラスの詳細を書きますね。


0. Summer 2018
 

  • ESOL 94S(Advanced English Class)
    ライティング中心の集中コース。映画を見たり、論文を読んで毎週3ページほどの感想文を提出します。ドラフト1→インストラクターからのフィードバック→修正しドラフト2→フィードバック→ドラフト3→グレードの流れです。この繰り返しで単純な作業に見えますが、ライティングスキルのない私にとってものすごく過酷で実力のなさが明らかになって日々落ち込んでいたのを覚えています。語学学校とは訳が違う。今だから言えるけど、慣れるまで本当に大変でした笑。コミカレと言っても留学生クラスなのでクラスメートはほぼ日本人か韓国人。ここで歩みを止めるわけにはいかないので、毎日が闘いでした。

1. Fall 2018

無事ESOLをパスできたので、晴れてローカルのネイティブ達と同じクラスを受講できるようになります。ここから英語力が急速に伸びた事を体感しました。

  • ESL100 Composition1
    これも留学生のための英語ライティング集中クラス。クラスメートは、ほぼアジア人系。必修クラス。

  • Music MUS 107 (Writing intensive Class :ライティング集中クラス)を3つ取らなければならなくてそのうちの一つ。世界各国の伝統音楽のや楽器、歴史について

  • Geography GEOG102 地理学 (Writing intensive Class :ライティング集中クラス)世界各国の動きや変化や構造について

  • Hawaiian History HWST 107ハワイの歴史、文化

  • Psychology PSY 100 心理学の入門

2. Spring 2019

  • FSHN 185  栄養学

  • JPN 290 : JPNS 290 is designed to prepare students to serve as Japanese language and culture resources on campus and in the community through service learning experiences. Application of the “real world” community service experiences, cultural readings, and personal reflections will serve as the basis for communicative activities in class. 
    日本語クラスのチューターをするクラス。ラーニングサービスをすることで12バッククレジットがもらえます。(登録時面接あり)この経験が後に私がハワイ大学でSLS:第二言語習得研究学を専攻し、日本語教師を目指すきっかけとなるのです。

  •  MATH 100 数学入門

  • MUS 121 C ピアノのクラス

3. Summer 2019

  • CHEM 100 化学入門

  • KOR 101 韓国語

4. Fall 2019

  • CHEM 161 metric system, atomic and molecular structure, periodic trends and chemical bonding etc..

  • DANCE Hula フラダンスのクラス

  • KOR 102 韓国語

  • MATH 102 linear, quadratic, polynomial, rational, exponential, logarithmic function 数学


5. Spring 2020 (この学期にハワイ大学への編入を決め:* Ka'ie'ie is a transfer pathway programハワイ大学のクラスを取り始めます。)
* Ka'ie'ie is a transfer pathway program UH(4年制大学学士課程にスムーズに編入できるプログラムです。ハワイ大学のKCCの両方のカウンセラーと共に長期の教養科目スケジュールを組んでいきます)コミカレに在籍中にハワイ大学のクラスを取れたのはとても効率が良かったです。

  • CHEM 161L 化学

  • COMG 181 コミュニケーション理論…the theories and practical skills to be a competent communicator in person-to-person situations. Topics include perception, verbal and nonverbal communication, emotion, listening, and conflict management.  対人とどのようにうまくコミュニケーションをとるかを考えるクラスです 

  • FAMR 230 栄養学

  • SLS 302 Theoretical foundations for the learning and teaching of second/foreign languages. (これが初めてのSecond Language Studiesのクラス)

以上がカピオラニコミュニティーカレッジで受講したクラスになります。受講したクラスはどれも楽しくて、素晴らしい先生ばかりだったのですが、特に面白かったのはPSY100 の心理学とFSHN 185 の栄養学とCOMG181 コミュニティー理論、そして今私が日本語講師になったきっかけであるJPN290でした。

感想

ハワイに住んで1年経っても思い描いていた英語のレベルに到達しなかった私が、次のステップとして挑戦した事。それは、ハワイのコミュニティーカレッジ、KCCに行ってネイティブの英語話者との中で学生生活を送りながら、自分の興味を追求していくという経験でした。何を持って留学を”成功”か”失敗”かと判断するのは難しいですが、私の場合、アメリカ(ハワイ)で自分の興味のある分野で働く事、を目標としていたので、コミカレでのこれらの経験はなくてはならなかったと思います。KCCで色んな科目を取って色んな先生、カウンセラー、ローカルの友達との交流の中で、自分はどこを目指して英語学習を継続していくのか、アメリカ(ハワイ)で、何を成し遂げたいかを見つけることができたからです。目標がまだ明確に決まっている方もそうでない方も、ローカルのカレッジや大学に行く事は、英語力もアップしながら、ディプロマもゲットでき、さらには自分の夢を探求することができる点においてもかなりの利点があると思うので心からおすすめします。

今、私がハワイ大学で日本語講師として、一つの夢を叶えられているのはこの時の第一歩があったからだと信じています。もちろん何か始める時は不安もあるかと思います。でもとりあえずチャレンジしてみる、という精神も時には必要なのかも知れませんね!では 次は第三部の ハワイ大学編でお会いしましょう!

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