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『恐竜図鑑展』に行ってきました!

去る6/24、恐竜図鑑展に行ってきました!

ほんとうは7月頭、COPIC AWARDの応募作品が完成してから行くつもりだったんですがスケジュールが全然うまくいかず、このままでは会期が終わってしまうのでは…!!?と少し慌てて行くような状態でした。
でもこれはラッキーだったかもしれなくて。生の絵画から受ける刺激がものすごく、タイミングとしては最高だったと思います。
土曜日でしたが人もそこまで多くなく、見たい展示をじっくり見られて良かったです!

まず、ロゴが最高ですね。どっしりとしたゴシックタイプ基調にトゲや爪を彷彿とさせる装飾。とっても好み。

美術館の入り口をくぐってすぐがこれ。

でっっかい本の表紙を彩る恐竜絵画の数々!掴みは最高です。

今回、もちろん恐竜関連の展示ということで行くことは即決したわけですが大きく惹かれた点が2点あります。それは、

  1. 絵画という観点で生の原画を見られること

  2. 自分が生まれる前の恐竜の復元図を学べること

まず絵画という観点で生の原画を見られること
実物化石や立体復元図の展示には今まで何度か足を運んできましたが、描かれた生の絵画の展示はそういえば記憶の限り聞いたことがありませんでした。実際にたくさんの恐竜絵画を見て、数々の絵画展はあるのにどうして今までなかったんだろう!という気持ちでいっぱいになりました。
…と冷静そうに書いてはいるんですが、大好きな恐竜というモチーフを、ああでもないこうでもないとしながら少しずつ復元図として確立していった絵画を、それも実物をこれだけの数見ることが出来るってとんでもないことだな…と思いました。一点一点見るたびに胸の高鳴りが止まりませんでしたよ…

次に、自分が生まれる前の恐竜の復元図を学べること
恐竜の復元図が描かれ始めたのは今から200年ほど前。当然ですが生まれていません。イグアノドンの変遷は子供の頃の図鑑にもありましたが、私が初めて見たイグアノドンはすでに親指に爪がついた2足歩行型だったはず。ティラノサウルスはゴジラ体型でまだ羽毛はなかったな…懐かしい
近年の恐竜研究の進化も目覚ましいものだと思いますが、この200年前の黎明期の頃のことを考えると胸が熱くなりますね…(科博の恐竜展に行った記事にも書きましたが、私は研究者でもなんでもない趣味の恐竜ファンです☺️)
数少ない発掘された化石から、近しいであろう動物を参考に少しずつ少しずつリアルに伝えていこうとした彼らに敬意を表さずにいられません。

さて、恐竜図鑑は幼い頃から親しんできましたが、お恥ずかしながら描いている方のことは正直考えてこなかったです。
恐竜絵画の歴史に、大きく影響を与える存在となった2名チャールズ・R・ナイトズデニェク・ブリアン。この2人の時代になると、恐竜絵画としてはかなり見知った画面になるなと思うと同時に、圧倒的な画力となんとかしてこの未知の生物を表現してやろうという気迫が伝わってきます。個人的にブリアンの鮮やかで緻密な絵の数々にずっと見ていたい気持ちになっていました。水の表現も素晴らしい。

チャールズ・R・ナイト【ドリプトサウルス(飛び跳ねるラエラプス)】
チャールズ・R・ナイト【白亜紀ーモンタナ】
ズデニェク・ブリアン【プレシオサウルス・ブラキプテリギウス】
ズデニェク・ブリアン【コンプソグナトゥス・ロンギペスとアーケオプテリクス・リトグラフィカ】

↑このコンプソグナトゥスとアーケオプテリクスの絵、この展示会で一番好きですね…しばらくこの絵の前から動けませんでした…

後半は立体物やミクストメディア、漫画など多岐にわたる恐竜作品の展示もあり、改めて恐竜というモチーフがどれだけ人気があり、少しずつたくさんの方に愛されていったんだなあと思いました。

自分はこれだけ恐竜が好きで絵も幼い頃から描いていましたが、そういえば恐竜はほとんど描いてこなかったなあと思います。骨も含めて。なんだか、どこかで自分なんかが描いて烏滸がましい…みたいな気持ちもあったのかもしれません。
でも、今回のこの展示を見て描いてみても面白いかもしれない、そんなふうに思えるようになりました。緊張するなあ。でも描いてみたいなあ。

図録も買いましたよ!!

は、ハードカバー製本+マット紙+全面金箔+本文紙替え…
見返しの紙なんだろうこれ…シックですごく格好いい
いくつかアップでも掲載があってとってもうれしい!

展覧会オリジナルキャラクター イグアノドン3きょうだいの巾着+チョコクランチ! かわいすぎる

帰りは上野駅で遅めのご飯!
上野に行く時は、以前は駅のスープストックに行くことが多かったのですが、上野店は2021年に閉店してしまったのですよね…とても残念。
ここ最近は科博のレストランムーセイオンに行っていたのですが今日は科博じゃないしどうしようかな…というとこでふらりと入ったT'sたんたんというラーメン屋さん。駅改札内、エキュートにあります。

レモンラーメンとレモンの炊き込みご飯が気になりすぎて、ついセットをお願いしてしまったのですが、これが大当たりでものすごく美味しかったです!ちなみにおそらく期間限定。
これが気になりすぎてなにも知らずに入ってしまったのですが、なんとこのお店ヴィーガン料理のお店でした!お肉は大好きなのですが、それはそれとしてちょっと気になっていたのですヴィーガン料理。お店の雰囲気もとても素敵で、上野行ったらまた是非行きたいお店になりました!

恐竜図鑑展の会期は7/22(土)までとあと少しです。
ですが、これを逃したらもう二度とみられないと思う絵画でいっぱいです。幼いころ、恐竜図鑑にわくわくしていた記憶がある方は行って損はない展示だと思います。
願わくば、また開催してくれると嬉しいです!恐竜の研究は日々進歩していて、その度に恐竜絵画も進化していると思っているので。
行けてよかった、最高の展示でした!!