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どうやって会社名を決めたのか?

前回の記事では、株式会社エーアール代表取締役就任のお知らせをさせていただきました。

今回は、「どのように会社名を決めたのか?」ということや「会社名に込めた想い」についてお伝えします。独立や起業を考えている方の参考になれば幸いです。

個人事業主の屋号「aR」

私は2021年3月に14年間勤めた会社を退職し個人事業主として独立しました。独立時に付けた屋号が「aR」(読み方:エーアール)です。
※aRの由来は後ほど記述

個人事業主として仕事をする中「いつか法人成りしたらどんな会社名にしようか?」「今の屋号はなんとなく少し読みにくいし、別の会社名にしよう」と考えていました。

しかし結果としては、個人事業主で使っていた「aR」を採用。子どもの名づけと近い感覚があり「周りの方から読まれやすい方が良い」という思いで、アルファベットをカタカナ表記に変えました。(ロゴとしてはアルファベットを引き続き使用)

前回の記事でも書いたように、法人設立は「流れ」があり「今のタイミングで色々考えるのはやめて今までの屋号を使おう」と自然と着地しました。(最後は「使っていたドメインを変えるのが面倒」といった理由も大きかったですが…)

※ちなみに採用されなかった名前たち…「Page-Y(読み方:ページワイ)」←最有力候補!、「瀬戸内組織作り研究所」「〇〇ラボ」など、英語、日本語、ハワイ語、ギリシャ語など、候補としてはおそらく100を超えていた気がします。

「aR」に込めた想い

では個人事業主で使っていた屋号の「aR」はどこから来たのか?ということですが、ここには自分の原体験からくる想いがあります。

まず、アルファベットの「a」と「R」のそれぞれの意味を。

「a」は「accompany(伴走する)」の「a」。コンサルティング事業をメインとしてスタートしたため、相手に伴走するというスタイルを大事に考えていました。「アドバイスして終わり」ではなく「横にいる」「一緒に走る」そんなイメージです。

「R」には3つの意味を込めています。「Resources(資源)」「Result(成果)」「Rainbow(虹)」。

まずは「Resources(資源)」。
意識出来ている・出来ていないに関わらず、個人にも組織にも無数の資源があります。この「資源」は「自分の核となる資源」「自分を助ける資源」「相手を助ける資源」など「使えるもの」というイメージ。

「使えるもの」というと手段や有益なものという印象があるかもしれませんが、私の解釈としては「可能性」のようなものです。「自分のコアにある可能性」「自分を助けてくれる可能性」「相手を助ける可能性」など。

これらは、個人の方や組織に対するコーチングを行う際によく使っている考え方です。自分たちではまだ気づいていない可能性や、昔使ったことがあるのに忘れている可能性、まだ形にはなっていないけれどそこにあるものなど。

この、資源や可能性に満ち溢れている「私たち(私とあなた)」を信じながらコンサルティングを行っています。

※ちなみに、独立当初は採用支援事業をメインとしていたため、1つ目の「R」は「Recruiting」でした。だんだんと、採用メインから組織開発へと領域が広がるタイミングで「Resources」に変更。

次に「Result(成果)」。
こちらは、仕事としての成果を指しています。成果を出すこと。数字的な成果を含め提供できる価値。ここにも拘りたいと思っています。採用や組織開発は成果を測りにくかったりすぐに成果が出ることばかりではないのですが、お客様と一緒に見ているビジョンに向かって前進しています。

また、常に立ち返りたい場所として、キング牧師の言葉を胸に持っています。

「愛なき力は暴力であり、力なき愛は無力である」

愛と力を持ち合わせていたいと、いつも思います。

最後に「Rainbow(虹)」。
こちらは、私のコンサルタントポリシーでありマネジメントポリシーです。コンサルタントとお客様、組織内では上司と部下、そんな関係性においての例え話。

困っていたり、現状をどうにか変えたいと、いま目の前にいる相手に雨が降っているとします。(時には土砂降り)

そんなとき、私は単に傘を差しだすだけでなく、一緒に傘に入り「どっちが晴れ間かなぁ」と一緒に晴れ間の方向を探したい。そして一緒に虹を見る。

相手にとって、そんな存在になれたらと思っています。つらい時、一緒に居て声をかけてくれる存在がいるだけで力が湧いてきますよね。

そして先ほどのキング牧師の言葉にも繋がるのですが、どれだけ相手のためになろうとしても、傘を持っていなかったら相手も自分もずぶ濡れになります。私にとって、ここでの傘は「力」を意味する。相手も自分も入れる大きな丈夫な傘を持っておきたいと思います。

原体験と書いたのは、マネジメントで頭を打った(愛も力も持ち合わせていなかった)頃の自分がいるからです。

以上が、会社名を決めた背景です。

この記事がどなたかの力になれたら幸いです。



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