時の影法師

あの坂を下りてくる

あれはあの日の僕らだ

ふとそんな気がした


僕らは混沌とした時の狭間にいて

そしていつもどこにでもいる


この世界にある すべての時間が

僕らが過ごした あの時間だ


忘れたのでも

失くしたのでもない


だからもう

泣き言は捨ててしまおう



ふと振り返ると

なんてことない

どこにでもあるような

幸せの上を歩いている 僕らがいる




追伸

「輪廻」のような考え方に対して半信半疑な部分はあるのだけど。

叶うことなら、自分もその中で生きていきたいと思う。

読んでいただき、ありがとうございます。 良ければまたいらしてください。