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障害者による障害者の支援拠点 Boston Center for Indipendent Living へ_ボストン福祉レポ Part.2
ボストン図書館の壮観
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ボストン公共図書館 The Boston Public Library がホテル裏にあったので行ってみました。
日本の公立図書館とは比べ物にならない、さすがの建築と内装。図書館内に子ども向け、ティーン向けの空間もあり、誰しもに開かれた印象です。
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一方で、障害のある方や図書館の目の前にうずくまるホームレスの方々はどういう状況に置かれているのだろうという疑問も。
昨日、ボストンで長年ソーシャルワークをしている日本人の方に話を聞く機会がありました。大麻が合法化されているマサチューセッツ州では、ホームレスの問題と薬物依存が密接につながっていて、その裏には手に負えないほどの家族の機能不全や児童虐待の問題が広がっているそうで。
とはいえ、ボストンはニューヨークやサンフランシスコに比べればホームレスの数はかなりマシという面もあり。日本のホームレス支援の世界観とは少し異なる部分もありそうです。
伝統あるボストンCILへ
3日目。晴れたボストンは寒いです。
昔、理科の教科書で習った「放射冷却」(曇りの日は雲が布団のような役割を果たして気温が下がりきらない一方で、晴れた日には布団をはがしたかのように一気に気温が下がる現象)とはこのことか、という感じです。
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そんな寒さの中でしたが、早速、ボストンにある自立生活センター Boston Center for Indipendent Living に行ってきました。
自立生活センター CIL とは、1970年代にアメリカでの障害者の自立生活運動の拠点として生まれた、「障害者による障害者の」地域生活の支援機関のこと。事前にあちこちへ訪問の依頼をかけている中で、唯一、訪問日時を含めてきちんと調整が出来たところでした。
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ちなみにBCILは、全米350か所(ちなみに日本は約100か所)あるCILの中で、カリフォルニアに次いで2番目にできたそう。
日本とは異なるCILの経営スタイル
中心街のビルの5階にあり、中はオフィスのような雰囲気。日本のCILは、障害のある方の日中の通いの場にもなっていて、いつも賑やかな印象でしたが、こちらはコーディネートや啓発活動に特化しているようです。
50年前の運動初期の写真も飾ってあり、伝統的な理念への敬意は感じつつ、スタッフの皆さんには若干のビジネスライクな雰囲気も。
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創設世代の代表が熱意を持って引っ張っている日本のCILにはない、全米のCIL間での人事異動の仕組みの存在が背景にあるかもです。
ちなみに案内してくれたのは、相撲とゴジラの熱狂的なファンだという副所長のコートランドさん。
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日本人の来訪がよっぽど嬉しかったのか、冒頭15分はコートランドさんが他の2人のスタッフに対して「"横綱"とか"大関"ってのは格付け status のことなんだ」「季節ごとに総当たり戦 league が開かれるんだ」と日本の大相撲の仕組みを熱弁するという、ちょっと不思議な時間が続きました。笑
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