つぶやき(この先)

 昭和の一桁、母ミヨ子が誕生したところから書き始め、戦後佐賀の紡績工場で結核を患ってしまい、帰郷して療養したところまで書いた。
 このあとは結婚、働きながらの家庭生活や子育て、と進んでいくつもりだが、わたし自身が見聞し、あまりよい気分だったとは言えない光景についても書くことになるので、気が重い部分もある。
 でも「文字を持たなかった」周りの人々の生きた証を代わりに書き留めたい、と書き始めた。ペースや1回の分量は落ちるかもしれないが少しずつ書いていくつもり。少なくとも、ミヨ子については書き上げたい。
 それまで母が元気でいてくれることを、心から願いつつ。

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