リベラルアーツ分野のジェンダーギャップの解消のため宮崎公立大学は入学選抜に男子枠を設置すべきではないか、という話。

タイトルは釣りです。

先日も書いた通り本当は、大学の理系転換支援の公募に、宮崎公立大学は応募すべき と思っています。

最近、大した県政ネタもないので、比較的反響もあったジェンダーギャップの解消のため宮崎大学工学部が入学選抜に女子枠を設置。腹の底から「ばかじゃねーの?」と声が出た件。のアンチテーゼとしての記事を暇つぶしに書いてみようか、という程度の内容です。

宮崎市内の中心部に近いかつて国立の宮崎大学があった場所の一部に、現在は宮崎公立大学があります。学部は人文学部のみで、偏差値的にも多くの受験媒体では 47.5 程度とされていて、お世辞にも難関大学とは言い難い大学です。

そして、在学生の70%超は女性となっています

知らない方のために少しだけ説明しておくと、国立の宮崎大学は宮崎中心市街地や宮崎駅からは少し離れたところに移転していて、バスを利用して片道40分~50分(タクシーで20分)程度はかかる所にあります。

さて、この Note では何度も持ち出す人口ピラミッドの図ですが、宮崎県ではそもそも18歳以上になったらあまりに男性が県外に出ていくため、20代以上は全体としては男女比が逆転し、男性より女性のほうが多いという極めて歪な人口構成になっています。

宮崎県の人口ピラミッド 令和2年 政治山から

地域課題としては、「いかに若い男性を宮崎県に来てもらい、残ってもらうための魅力的な雇用を創出するか」が最も重要だ、と個人的には考えていますが、宮崎県内与野党ともそう言っている政党は見たことがありません。

また、全く個人的な意見としては、「男が人生の選択として偏差値50にも満たない大学の人文学部や社会学部に行くくらいなら、高卒で働いたほうが得だし、行かないほうがましじゃないか」と親戚に大事な男の子がいたら率直にアドバイスするでしょう。異論は当然あるでしょうが。

そのくらいの認識の人間でさえ、今の宮崎には若い男性を引き止めるための施策として、表題のようなことでさえやるべきではないかと思うわけです。

実際に本当にそんなことを宮崎公立大学がやったら、とんでもない負の反響が帰ってくることは想像できますし、逆に宮崎大学はそれと同様の馬鹿げた決定をした、と思います。

そんなことをぼんやりと考えていた折に、NHK宮崎の Twitter で以下のようなツイートが流れてきました。1982年の映像だそうです。

これを見ても、「街の活気」の要素として、社会人になる前の大学生の男女が両方いて、何やら楽しそうな雰囲気を醸し出しているというのは、非常に重要なことではないかと思うわけです。

その意味では、宮崎大学をすべて清武に移転した事自体が、現在の宮崎市が活気の失われつつ感じることの大きな要因ではあったな、と思います。


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