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三宅ノート3

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2015年9月の記事一覧

世界をとおして自分を変える。

世界に働きかけることは、

世界から働きかけられることだ。

それが行動の本質であり、同時に、

世界を通して自分を変えることでもある。

それが実存であり、

機会を作り自らを変えることであり、

瞑想が世界と自分との距離を測ることであれば、

行動は世界と一体として自己を作り上げることでもある。

アンテナ。

いろんな大使館は、自分の国の文化を理解してもらうのも仕事なので、

各国の大使館のリリースする情報を追っていれば、

すごく勉強になるのではないか、と思った。

大使はその国のエリートが来るわけだから、

特に知らない国については、得られることも多いだろう。

国際感覚を磨くためにもアンテナを張っておこう。

http://jp.tokyo.mfa.ir/

http://embaixadadep

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解き、放つ。

「解き放つ」は、まさに「解いて」「はなつ」のであって、

そこにはまず「解く」という行為がなければならない。

それは自分の内側で縛られている一羽の鳥を放つための、

あらゆる行為。

言語の階梯

以前、先輩のコードがCとアセンブリでオブジェクト指向のコードが書いてあった。全てのコードはアセンブリになるので、Cでもアセンブリでもオブジェクト指向風に書くことは不可能ではない、という思想の元に書かれたコードだった。

もちろん先輩の頭の中にはオブジェクト指向があるが、コードを一見見ただけではわかりにくい。これから現れるあらゆる言語指向もCでもアセンブリでも書けるかもしれないけれど、それは書く

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エンジニアに良い仕事をさせる。

優秀なソフトウェア・エンジニアは、常に良い仕事をしたいと思っている。

余裕のない現場では、或いは余裕があっても無理解な現場においては、常に、「高度な技術の仕事」より、それよりダウンした正直「その場限りの実装仕事」へ還元される圧力がある。そのことの良し悪いはケースバイケースであるが、

エンジニアに良い仕事をさせることは、モチベーションを高め、高度な技術の蓄積となり、それがまた新しい人材を引き寄せ

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ゲーム開発者会議の講演録

先日、行われたゲーム開発者会議(CEDEC)の三宅の登壇した講演の記事になります。

よろしければ、ご覧ください。

「FFXV」で導入されるゲームAIの仕組みが明らかに。

ゲームエンジン「Luminous Studio」の先進的AIシステム(4gamers)

http://www.4gamer.net/games/075/G007535/20150831093/

「FFXV-EPISODE

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物語とはなにか?

物語はどこにあるか?それは残念なことだが、それぞれの人の中にある。

どんと物理的な書物としてあるように見えても、書物はその人から抜き出したもので、

物語を作って、その人に見せるのだ。

だから、物語そのものを書くことはできないし、

それが物語の原理でもある。

物語はそれぞれの人の中に違う形である。

書かれる形の物語は、それを引き出して、

動的に物語を作る、操作書なのだ。

つまり、それ

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