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【🌍私の地球カリキュラム㉟】 《難病障害者》山の牢獄からの脱出 車椅子女子社会復帰への道♿️ 一人で生きて行くと決めた

車椅子初心者女子が、山の上の牢獄(実家)から、どうすれば脱出出来るのかを考えた。

一人で生きていくためには、お金が必要だ。

一年半、引きこもり生活をしていた私にはお金がない、とにかく仕事を探さなければ。

ハローワークに行ったが、
田舎には車椅子障害者が働ける職場はなかった。

仕事に行くにしても、山を降りるためには車が必要だった。

足の動かない私には、
手動装置の付いた車が必要だったが、
車を買うお金もないし、手続きなどをする事も出来ないし時間もかかる、どう考えても無理だった。

う〜ん(。-_-。)

車がないとすると、
職場の近くに引越しをすれば良い。

一人で生きていくとなると、
車なしで病院にも通える環境が必要になってくる。
職場に求める条件はたくさんあった。

色々と調べて実家から車で1半時間、
障害者を雇用してくれて、駅からも近い職場を見つけた。
ダメ元で試験を受けた。

1ヶ月後、一通の封筒が届いた。
試験を受けた会社からだった。
ドキドキしながら、開封した。 

受かった。

奇跡だった   やったー〜☆*\(^o^)/*

飛び上がるほど嬉しかった。
喜びの涙が溢れた、嬉しすぎた。T^T


やっと、この牢獄から抜け出すことが出来る。
一年半ぶりに、未来に光が見えた気がした。
    ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

そこから、
ウキウキ・ワクワクの引っ越しの荷造りを始めた。

一年半前に箱から出した荷物を、
またきれいに箱に詰めて封をした。
荷造りは3日で終わった準備万端。

入職まで、まだ1ヶ月以上もあるのに。(^-^;
嬉しすぎて張り切ってしまった。

母の友人のNさんの力を借りて、
不動産屋に連れて行ってもらった。

車椅子ユーザーが住める家は無かった。

バリアフリーの部屋はないし、
1階かエレベーターの付いているマンションでなければならない。
マンションの入口に1段•2段の段があれば一人で入ることも出来ない。
車椅子ユーザーが住める家を、職場の近くで探すのはとても困難であった。( ̄^ ̄)

1日かかって
エレベーター完備、
正面入口には2段の段差があったが、
裏口から車椅子でなんとか入れ、
室内はバリアフリーではないが、
何とか生活出来そうな物件が見つかった。

職場の近くと思っていたが、
残念ながら職場から800m離れたマンションしか空いていなかった。

車椅子に乗って生活をしたことのなかった私は、車椅子で外を800mを移動するということが、どれだけ大変なことなのか分かっていなかった。
(車椅子に乗れば自由に動けると思っていた)

4月1日から仕事が始まる、
それまでに新居に入りたかったが、
4月18日にならないと新居に入ることは出来なかった。

19日間、職場近くのホテルで暮らすことにした。

住む部屋が決まって一安心。
これで確実に、牢獄からの脱出が確定した。
心から安堵した。

これから、
車椅子人間として一人で生きて行く、
不安はあったが、それより牢獄から脱出出来る喜びの方が大きかった。

3月31日
私は、母の友人Nさんの力を借りて、牢獄から脱出した。\(^o^)/

無事にホテルに入り、自由を手に入れた。

早速、
私は車椅子に乗って、
ホテル近くのコンビニに一人で行ってみた。

食べたい物を爆買いして、ホテルに戻った。

ずーーーっと
食べたかったポテチやチーズやマヨネーズ・
パンやスイーツやジュースや肉まんなどなど、
ベッドに広げて嬉し泣きしながら
食べまくった。(T ^ T)  夢が叶った〜。

『初めてのおつかい』ならぬ、
『生まれて初めて、車椅子で1人コンビニでお買い物』
嬉しかったが、かなりドキドキもした。

本当に一人で行けるだろうか?
本当に一人で出来るだろうか?
不安いっぱいだったが、
そんなことは言っていられなかった。

これからは一人で車椅子で生きて行かなければならない。
やるしかない。

車椅子でコンビニ行っただけだが、学びが沢山あった。

コンビニの入口は急な坂になっていて
50㎝ほどだがポッコリ山になっていた。
何度かトライしたが一人では上がれない。
仕方なく人が通るのを待った、
通りすがりの女性に声を掛けて
「すみません車椅子を押して頂けませんか」と初めて言った。(結構勇気が必要だった)

通りすがりの女性は快く車椅子を押してくれ
店内に入れてくれた。
「ありがとうございます」を伝えると、
車椅子を押してくれた女性はニコニコして
その場を去って行った。

その後も何度か、そのコンビニを利用したが、その度に通りがかりの人に声を掛けて手伝ってもらった。
声を掛けて手伝ってくれた方々は、
皆さん快く車椅子を押してくださった。感謝。

これからは、
人に助けてもらいながら、
生きていかなくてはいけないと実感した。

コンビニの店員さんの反応も様々ある、
入店すると、直ぐに側にきて
「棚の上の物は取りますから、声を掛けてくださいね」と言ってくれる方。
私の姿を見てレジの奥に行ってしまう方、反応は様々である。

車椅子で道を走っていると、
みんな、もの珍しそうにジロジロこちらを見る。

見ないでほしい。

これからは、好奇の目に晒されて生きて行かなければならない事も実感した。

さーここから、
新たに車椅子人間として社会に飛び出して、
新たな人生が始まる。
どうなることやら?(´-`)


    【私の地球カリキュラム㊱】へつづく

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