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【Team The Street Snap 】2020年ラストの講評会

新型コロナウィルスの感染者数が右肩上がりの厳しい状況ですが、Team The Street Snap ワークショップの2020年ラスト回ということで、ハッキリいうと僕のゴリ押しで年の瀬の挨拶も兼ねて覚王山スタジオにて講評会を開催しました。

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写真を間近で観たり、意見を交わし合う際にどうしても若干みんなと距離が近くなってしまうので、効果あるかは分かりませんが飛沫感染のリスクを少しでも下げるために不織布マスク2枚重ねで挑みました。

そして寒さに震えながらドアを開けて換気。コートを着っぱなしで挑んでくれた参加者のみんなにナニゴトもないことを祈りながら。。。

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やはり、並べられた写真をその場でパパパっと入れ替え・並べ替えられる生の対面形式での講評会は良いなぁ……と、改めて実感しました(コレをオンラインでやる方法はまだまだ模索中)

自分の意志で厳選してレタッチを施してプリントした写真を他の人に見せないと写真って上手くならないんです。noteやSNSなどのネット上での公開だけではちょっと弱い。

ハッシュタグなどの検索結果を何も観ずに「イイね」しちゃう人もいれば、とりあえず何でもかんでも「素敵ですね」ってコメントする人もいるので、何がイイんだか何が素敵なんだか、よく分からなくなりません?

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生で写真を見せて、みんなからダイレクトに感想・意見をぶつけて貰う。写真を批評するのも批評されるのも結構大事。で、それら飛び交った言葉からの気づきや反省点などをもとに次の撮影に挑む。

プリントする機会はどんどん減っていると思いますが、渾身のプリントを見せ合える仲間を作って、講評会をガシガシ開いて貰いたいです。新型コロナ禍ではなかなかムズカシイとは思いますが……

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このワークショップを二期・三期と受けてる人は『撮る』・『選ぶ』・『並べる』・『見せる』・『語る』のルーチンにはかなり慣れてきましたが、その【慣れ】がまたジャマになったりもします。

いっぱい撮って写真が分厚くなってきたので、どの写真をどう並べてもある程度並んでしまうので、逆に【迷路】に入り込んじゃう感じ。正解がない世界なので「はて、これで良いんじゃろか……?」と。

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目の前に並べられるみんなの写真を観ていて、ふと写真専門学校の頃を思い出しました。授業中にみんなで机の上にL判を並べてあーだこーだ言い合っている姿を。何なら授業終わりや合間にも共有スペースで延長戦をやっていたあの頃を。

同期の中にはコツコツと商業作家を続けていたり、写真作家になって東京の有名ギャラリーの一員に名を連ねたりしていたりしています。下のリンクは淵上裕太写真展『東京・上野公園 2020』のFBイベントページ。大阪の方は是非ぜひ!

なぁんか、みんな頑張ってます。しみじみ。こういった近況を知るにはSNSは必須ですね。


さて、話は逸れましたが講評会に戻しますと、参加者には2020年春から撮り続けた写真を中心に、2021年の春の展示を意識したコンセプトやタイトル、並び順などまで決めて貰ってプリントを持参して貰いました。

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11月の講評後から一か月間で追加撮影して貰ったり、過去のスナップ写真からセレクト漏れしていたモノを引っ張り出して貰ったりして、足し算・引き算の結果を12月の講評に持って来て貰いました。

一か月という短い期間でセレクトや並び順の変化が見えたりして、手前味噌ながら「みんなの写真、良いよなぁ……」なぁんて一人考えながら、ボーッと眺めたりしていました。

そんな写真群を机に並べて、制作意図や悩みなどを語って貰います。それに対して僕が偉そうにあーだこーだ言いながら、必死に並べてきた写真群をちょっとだけ並び替えたりして崩す。「こういう見せ方もあるよね?」的に。

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総取っ替えはせずに、あくまでも意思・意図を聞きながらベースは崩さずに形を変えてみる。そして、みんなとも意見を交わし合って、また別の形を探ってみる。選択肢を増やして困らせてあげる感じ(笑)。

昨年度までは当たり前だった、そんな貴重な時間を11月・12月と堪能しました。対面で忌憚のない意見を出し合える生の講評会がやっぱり良いんだけど、、、新型コロナさえなければねぇ、、、なんて思いながら暮れていった2020年ラストのワークショップでした。

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あっという間の一年間でしたが、来春予定しているワークショップの写真展までも、、、あっという間……出来る限り、いっぱい撮らなきゃならん。頑張ろう。

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