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かっこいい大人に向かって行こう~大人を楽しめる大人の条件~

みんな、進路考える時ってどんな気持ち?
ワクワク?ドキドキ?

それとも
イライラ メソメソ グッタリ ドンヨリ?

わたしが学生の時は、いつも不安だった。
大人って面白くなさそうっていつも思っていたから。

そして、そんな大人の世界に自分の未来を探さなきゃいけないことが、
嫌で嫌でたまらなかった。

文集や作文、三者面談の時
「将来何になりたい?何でもいいから答えてごらん」って聞かれ続けるたびに、そんな気持ちとぶつかってイライラしていた。

いつも、ありもしない答えを無理やりでっち上げるしかなくて、
「とりあえずこれにしとこー」っていう程度の事を答えてきた。
だから、なりたい職業が決まっている人がうらやましくもあり
不思議でたまらなかった。

でも今。
大人といわれる年齢になった私は、将来を考えることの楽しみを知った。
つまんなそうな大人の世界にも楽しそうに生きている大人がいることも
分かった。

この世の中には、学校の中からでは見えない人や仕事がたくさんある。
(職業の数は2万500種類もあるけど、今、何個の職業を言える?)
だから、将来が見えない、夢なんて分からないという気持ちを抱えていることはめずらしいことではない。当たり前なのかもしれない。
だから、これから見つけにいけばいい。

今はまだそれに出会っていないだけ。

未来を作る可能性は、
何かを見たり聞いたりした時に感じるドキドキやワクワク、好きなこと、
好きな人、つい夢中になってしまうことの中に、潜んでいる。

そういう気持ちと出会えたら、
「どうせ無理だ」とか「大変そうだから」という鎧を脱いで
歩き始めてみよう。

自分の行きたい場所に向かって歩く訓練をしていけば、
きっと出会いたい未来に出会える。

だって、未来は自分の力だけが作っていくモノではない。
出会いと混ざって新しい色に染まっていくから。
時には自分の想像を超えた自分を発見することもある。

君たちがこれから向かっていく未来には、多くの出会いが待っている。
出会いを繰り返しながら、自分の可能性を創り続けていく。

だから、自分が自分の目で見たり自分の耳で聞いたり
自分の心で感じたりしたことを 大事にしながら、
自分で決めて歩き始めよう。

自分で決めるから、自分が出会いたい方へ向かう道を創っていける。

やがて、その道の向こう側に、ぼんやりと、
なりたい未来象が見えてくるようになる。

それが、人の形から見えてくるのか、職業の形なのか、
会社の形は、お楽しみ。

もちろん、その過程で苦しいことや辛いことに出会うこともある。
光があるから影があるように、辛い気持ちが分かるから、
楽しい気持ちがわかる。

そうやって辛いことやうれしいことに出会い続けながら、
可能性は育ち、未来が現実になっていく。

だから今は。まだ何も見えなくて不安でいっぱいでも、
その気持ちごとリュックに放り込んで、叶え続けたい未来に向かって
歩き始めよう。

これまで過ごしてきた時間が、どんなだってかまわない。
未来に一番近いのは過去じゃなくて、現在(いま)なんだから。
今、ここからの時間で、未来を作っていこう。

それが、かっこいい大人になっていく条件。

自分の未来にドキドキしながら自分で
自分の未来を育てる力のある大人になるための。

*2004年2月の投稿記事を転載


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