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医療現場から見えてきた課題・解決策とは?

こんにちは、宮田です。

今回は、弊社で取り組んでいる医療業界でのイノベーションをお話しする前に、医療業界現場を通じて見えてきた課題とその解決策はどこにあるのか?についてお話ししたいと思います。

まずはじめに
皆さんは、病院へ行った時に真っ先にどんなことを思いますか?
・診察待ち時間が長い・・。
・処方箋をもらってから薬局に行くのが面倒・手間がかかる・・・。
病院へいくこと=半日もしくは1日がかりというイメージがついていないでしょうか?
私自身も通院する際、待ち時間が長い。など時間に関していいイメージがあまりありません。
病院によっては、予約を取ることもできますが、窓口まで行って診察券をだしてから、ネットで確認するなど、結局病院に必ず行って手続きを行う手間があったりするところもあります。
ネットで煩わしい入力をせずに簡単に予約ができて、予約時間前に連絡をもらえる・・・。
処方薬も自動的に薬局に送付して、待ち時間なく受け取りまたは郵送とかにできたら・・。
テクノロジーを駆使してもっと改善したい、そんなことばかり想像にふけっています。(笑)


これは皆さんにも思い当たる節はあるのではないかな?と思います。
こんなことを考えているうちに、
本来の医療におけるイノベーションとは?
課題とは何か?

を毎日の考える時間が増えてきました。
私個人的な考え方としては、「患者ファースト」はもちろんですが「患者・医療従事者双方がファースト」であるべきだと考えています。
患者側(私も含めて)の思いを汲み取りストレスや手間を軽減するため改善策を考えると同時に、医療従事者側の抱えている問題・思いも汲み取らないと本来の医療におけるイノベーションはできないと信じています。

双方の課題とは?

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前回も話した通り、私の使命は、


「依頼されていることを実行する。ではなく、依頼主の状況や気持ちを理解し、寄り添い、要望に対して深く掘り下げていうことで課題を整理し、要件へと落とし込み、本質的な解決策を見つけて対処する」

ことです。

医療業界に特化して今試行錯誤しながらサービス・アプリ開発に携わることで、患者様と医療従事者の方双方とのコミュニケーションが可能というなんとも恵まれた環境におります。


<患者様のインタビュー結果>
・忙しい
・時間がない
・そっけない
・待たされる


医療従事者の方からすると、「こんなに頑張っているのに・・」と胸が痛くなる意見がちらほら聞こえてきます。

ただし、みなさんはご存知かもしれませんが、医師は常に忙しいです。
「医師の働き方改革に関する検討会資料」によると、医師のうち10%が年間残業時間が2000時間を超えているそうです。月160時間の残業が1年も続くとなると、昭和世代の私でもぞっとします。医師は休む暇もなく現場で働いているのです。

医師は、患者様の「今」ではなく「未来」を見ながら状態を良好にするために考え、その場のお薬の処方だけではなく将来を見越したマイルストーンを設計して患者様のために尽力しています。
つまり、
医師は、医師として見える景色の上で患者ファーストであり、ここに患者と医師間で想いの「差」が生じているのでは?
と考察する様になりました。


考えるべきことは何か?
医師側と患者側で今はおはなししていますが、
これは、どの業種・業界、はたまた友人・家族関係でも起こる「コミュニケーションや思想の違い」といった感情的な部分に通ずるものがあると思います。
(私は〜したいからXXXしてもらいたいな。)(これはXXXだから〜で進める方がいいのでは?)みたいな目的自体やゴールは小さな「誤差」はあるものの皆さん考えてることはより良い環境へとしていきたい、双方によってのベストを考えているのです。

その上では、テクノロジーの力だけではなく、

コミュニケーションの力をプラスして、この「差」を新たな視点から見ながらサイテイギしていくことが大切なのではないでしょうか?


つまり、医療イノベーションを行うことは、
患者様側のニーズをひろいながら医療機関側の課題解決を行い、双方がストレスなく利用できる新しい体験を生み出して社会実装していくことが大切
だと考えています。


次回は、このコミュニケーションの力を信じて我々、ネクイノが取り組んでいるサービスについてお話ししたいと思います。


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