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24時間耐久フライトの対策と感想


人生初のヨーロッパ旅行へ!

ロンドンとパリに行った。人生で初のヨーロッパだった。

これまでの海外経験は、14歳の時に中国の紹興市に1週間、19歳の時にアメリカのサンフランシスコに2週間いったことがあるのみ。両方、姉妹都市であったり、外務省後援のプログラムであったりして、それぞれの国の文化を紹介しあうことを目的とした渡航だった。一応選抜試験も受けたし、一応、日本の代表で行くんですよ的なプレッシャーを与えられながらの渡航だったので、観光で行ったわけではなかった。

自分のお金で、自分で行先を決めて、観光目的で行くという意味では初の海外だった。

中国行きのフライトも、アメリカ行きのフライトも、不思議なことにほとんど全く記憶がない。特にアメリカなんて、10時間以上乗っていたはずなのに。覚えているのは、飛行機に乗った経験がほとんどなかったから、長時間のフライトがどういう状態になるのかという想像ができず、何も対策せずに行ったこと。つらかったとか長かったとかいう記憶はないが、こんなに狭く身動きが取れないことが当然とされているのか!と驚いたような気はする。

航空券高すぎ問題

自分で航空券を買うのが初で、だからトランジットという概念も今回初めて知った(飛行機を乗り継ぐ際の待ち時間、みたいな感じだった)。

そして驚愕した。航空券、たっっっっっか!!!!!!!!!!!!!!!

成田からロンドンへの直行便は1人片道25万。往復で50万円もする!!!!!!!そんなするの!!??!?!?!?

24時間耐久フライトを決意

往復50万は、私の貧弱な財力では到底かなえられない出費だった。
よって私は節約のため、マレーシアを経由する遠回りルートで行くことを決意する。なんとこのルート、航空券を先程の3分の1の値段にまで抑えることができるのである!!!!
しかし、これには問題点があった。タイトル通り、24時間耐久フライトなのだ。
正確には、7時間フライト→4時間半トランジット→14時間フライトと、25時間半の過酷なルートである。でもお値段3分の1!節約を前に目がくらみ、体力を犠牲にすることを選んだ。

しかし内心、非常に気が重かった。落ち着きがなくじっとしていられないタイプなので、狭いところで動けないのはおそらく多くの人以上に苦手だ。この耐久フライトがいやだという思いだけで、やっぱりヨーロッパ旅行はやめておこうよ、と提案さえした。

しかし、ヨーロッパに行けるタイミングなんて人生でそうそうないもんな・・・と納得し、耐久フライトを決意。ただ、狭く動けない24時間を恐れるあまり、各種の対策をしていったので備忘録的に残しておきます!

前提:宮田の体力スペック

  • 20代後半女性。BMIが基準を下回っており健康診断で引っかかる

  • 中学時代はテニス部だったが、それが最後の運動経験となる

  • 高校時代は放送部をメインに兼部。運動要素ゼロ

  • 大学時代は外国人観光客に京都をガイドするサークル。多少歩くけど運動というほどでもない。

  • 社会人では数カ月だけキックボクシングに通ったが、周りのレベルについていけず脱落。キックしながらパンチはムリがある!!!普通出来ないって!!!

役に立ったもの

目薬

行きのフライトでは、機内の空調がやたらと爆風で直撃だったので、目が激しく乾燥した。普段は目薬はしないタイプですが、機内は乾燥するからと持っていくことを勧められ一応持って行ってみたところ、思っていたより良かったです。(ただ、旅慣れた人であればそもそもあの爆風空調の止め方がわかるんだろうなとは思う・・・)

目薬はこちら!ソフトコンタクト・ハードコンタクト・裸眼、どの状態でもさせるのが良かった。本格的な感じの見た目ですがマツキヨとかで買えます。
5mlずつ4本入りなので、手荷物に入れたり、化粧ポーチに入れたりといろんなところに入れておけます。あとお値段もかなり安い。

アイマスク

アイマスクも今まで使ったことがなく、今回初めて買った。機内の消灯時間に使うと、暖かくて心地よく、眠気を誘われた。
使ったのは蒸気でホットアイマスクのラベンダーの香りのもの。香りも良くて、あまりすることがないフライト時間を彩ってくれました。

スリッパ

Loftで500円くらいの布スリッパを買って持っていきましたがこれが意外とめっちゃいい!
スニーカー脱いでいればいいかな?と思って買うのを躊躇しましたが、やっぱりスリッパのほうがかなり好きでした。
締め付けがなくやわらかい布のスリッパを裸足ではいてください!かなりリラックス感が変わります!
足先は冷えそうな気がしたので、つま先まであるタイプのものを選びました。
URLはイメージですが、こんな感じのやつを買いました。

ネトフリ!!!一番役立った!!!

私がネトフリを契約したのが3年前。
愛の不時着が大ブームだった時、話題についていこうと思って、愛の不時着を見るためにネトフリを契約した。
しかし現代っ子なので(?)、尺の短い動画は見れるけど長尺ドラマはきつい・・・ということで3年間ネトフリを契約しておきながら、ほぼ何も観ない状態が続いていた。もったいない!
ということで、3年越しに、愛の不時着をDLして機内で見られる状態にしていきました!(このあとドはまりして一気見した)(事前DLかなり大事!)

長時間集中力を使わせてくれる長尺ドラマは、機内の体感時間をめちゃくちゃ短くしてくれます!しかも、普段は忙しくてあまりドラマを見る時間がない人にとって、こんなに時間がありあまる機会はないと思うので、絶好のチャンス!機内、本当にすることがないんですもん。
気になっていたけど時間がなくて諦めていた映画やドラマ、本などのコンテンツを一気に味わいましょう。
映画は2時間くらいで終わってしまって、フライト時間まだこんなに残ってる…と切ない気持ちになるので、続き物のドラマがわたしは特に良かったです。まだこんなにドラマ見る時間があってうれしい!ってなります

持って行ったけど使わなかったもの

パック

機内が乾燥すると聞いたので持参。
周りの人は寝ていてパック中の変な顔を見られないだろう&見られても別に知らない人だしいいや、と思って持って行った。が、面倒くさくて一度も取り出さなかった。

ネックピロー

フライトのために初めて買った。1回だけ使った。が、起きている時に首が動かしにくく邪魔で、いやになってしまい使わなかった。

ネックピローには2種類ある。肌触りを重視したクッションタイプと、携帯性を重視したポンプで空気を入れて使うタイプだ。両者のデメリットは、クッションタイプは大きくてかさばる点が、ポンプ式は畳めるようにするため素材がカサカサとして触り心地が悪い点がある。

私が買ったのは両者のいいところを合体させたもの(高かった)。首に当たる部分は布製クッションで肌触りがよく、かつ低反発でいい感じ。でも肩周りの直接肌に触れない部分はポンプ式である程度携帯性も担保されていた。
機内はクッションタイプのものを持っている人がほとんどのように見えた。かなり大きくて、それはそれで持ち運びが不便そうだった。その点これは持ち運びもしやすく、肌触りも文句なしなので、商品としてはとてもよいと思う。ただ、今回は私がネックピローというもの自体を好きじゃなかったので使わなかった。

むくみ対策靴下

これも、普段の生活で履いたことがないので、締め付けられるのが怖くてはかなかった。
エコノミー症候群やばいってなったら履こうかな?くらいの気持ちで持っていったが、結局大丈夫だったので新品のまま持って帰ってきてしまった。

役に立たなかったもの(憤怒)

フライトシート

宮田は激怒した。宮田にはこれの存在意義がわからぬ。

  • メロスポイント①

    • 空気を入れて使うもの。一応ポンプも別売りのやつを適当に見繕って買った。

    • しかし、ポンプでは全く追い付かないくらい空気を必要とする

    • 仕方なく私の圧倒的肺活量(?)にて口で空気を入れた。疲れる!あと、顔を真っ赤にしながら口をぶーっと膨らませて空気を入れてる女になってしまい、たいそう恥ずかしかった!!!!(ポンプを適当に見繕ったせいなので自業自得ではある)

    • 空気を入れると妙に音が鳴る。私はフライト前に空港の待合で空気を入れてから持って行ったけど、機内で空気を入れてたら完全に不審者である!!!

  • メロスポイント②

    • 全く効果がわからなかった

    • うたい文句としては、シートの上にしいて使うことで、座れる面積を増やし、お尻の圧迫を楽にするというものだった。けど私の使い方が悪かったのか、特にシートの座れる面積が増えた実感はなかった

    • むしろお尻部分がつるつるすべって、座り心地が悪化した

結果、フライトシートは一度使ったきりお蔵入りとなりました。

まとめ

24時間耐久フライトを恐れるあまりいろいろ準備をしましたが、なんやかんや、目新しい機内対策グッズはそこまでいらないなぁというのが今回の所感です。結局使わないものが多かった。
役に立ったものでも、いうて目薬もアイマスクも、あれば快適になるけどなくてもいける。スリッパはあるとだいぶ心地よい。ネトフリはマスト。ネトフリさえあれば全然いけます。

ということで、大変な長文となりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました(気づいたら約3800字になっていました)!

皆さんも素敵なフライトをお楽しみくださいませ!



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